COLUMNコラム

「良いセミナー＝気づきの多いセミナー」では、ありません。　コンサルタントとして、心がけていること

「良いセミナー＝気づきの多いセミナー」　ではない。　

起業の独立支援、カウンセリング　”リアルな”開業のお悩み解決ブログ

５年１０年と長続きする起業、独立支援のカウンセリングをしています、川越恵です。

 

今日は大阪の企業様にて、
クロージング（営業成約率アップ）セミナーでした

 

今回のセミナーは、
「いかに、【気づきの少ない】セミナーするか」ということに焦点を当てました

「どゆこと？？？」

と思われたかも知れませんが、私のセミナーは

◎私が話す量が多いとき
◎私が話す量が少ないとき

いろんな分け方が出来ますが、
大きく分けてこの２つがあります

セミナーをしていると、
参加者も講師も、無意識のうちに
「参加者がいかに気づくか」がゴールになっているケースが少なくありません

そして「気づき」がゴールになっているセミナーでは、
参側の満足度は高まりやすいですし、
その反応を見て講師も嬉しくなります。
だから益々、講師側の進行も「気づき」や、
参加者の「表情」に合わせた進行になりがちです。

その道の専門家である講師にとって、
「気づいてもらうこと」は、そこまで難しいことではありません。
参加者にとって、「新しい視点」「一般的にはまだ知られていない専門的な話」をすればよいことが多いです。

ただ、そのように「気づき」がゴールになっている場合、
当然のことながら、
その後の現実への影響は、あまりないことが多い、と感じています。

「気づき以上に、本当に得たいゴール」があり、
そこに対して必要に応じて

話す分量を多くする（結果として、気づきの量も多くなる）か、
話す分量を少なくなります。

話す分量が少ないセミナーって、いったい何をするのか？
何に気づくのか？
っていうかそれは、セミナーなのか？（笑）

と思うかもしれませんが、話す分量が少ないセミナーの方が、
濃い気づきがあります。

 

 

今日は、久しぶりに午前、午後と2回転のセミナーでした
気持ちのいい疲れです

以前は３回転だったのですが、
それだと
「あれ、この内容って、さっきのセミナーで喋ったんだっけ？
どうだっけ？」
と混乱してくるので……２回がちょうどいいです（笑）

◎講師が話す分量が少ないセミナーって、いったい何をするのか？
◎何故そんな形式のセミナーをしているのか？

といったテーマについて、書かせて頂きます。

講師が話す分量が少ないセミナーで、何をするのかというと…..
まずは参加者の皆さんが悩み抜いて、考え抜くということをします。

そんなことをする理由は、なんでしょうか？

「アウトプットするのが、学びになるから…….」
では、ありません

どういうことか、お話しますね。

こちらが発信する、与えるという分量を増やし過ぎると、
参加者が「考えることを放棄する」ということがよく起こります。

正確に言うと、
自分の限界まで考え抜くことを放棄する、という感じ。

「（その専門分野において）講師は自分より詳しい。分かっている。卓越している。」

と感じられたとき、講師に質問して解決をしようとする、
という構図が生まれやすいです。

質問自体は、能動的でなければ生まれない行為ですから、
受け身であったり、教えてもらえるのを待ったりしているのに比べれば、遥かに早く成長します。

ただ、「能動的に質問して解決する」ようになると、
自分で解決出来たはずのことも、考えなくなってしまう。
限界まで考え抜くことを、やめてしまうのです。

私自身は、そうでした。

「講師に聞いた方が確実」と考えているから。
でも、その「質問」をする能動的な姿勢そのものが、自分の成長を止めていた。

自分が限界まで考え抜いて、悩みぬいて、その上でたくさんの質問をしたとき。
そのときが、
自分の更なる進化・成長と、
講師からの新たな視点のフィードバックで、成果が加速します。