COLUMNコラム

カウンセラー業界の需要が高まっている理由とは？働き方やカウンセラーの将来性について解説【カウンセラー専門コンサルタントが解説】

「多くのカウンセラーがいるけど、カウンセラーの需要はあるの？」
「カウンセラーが将来性のある仕事かどうか気になる！」
「将来長く稼げるカウンセラーになるための秘訣を知りたい」

今この記事を読んでいる人は、カウンセラーとして収入を得たいけど、カウンセラーの需要や将来性について気になっているのではないでしょうか？

学校や家庭の環境が原因で、カウンセリングを必要とする人は増えています。しかし、それと同時にカウンセラーを目指す人が増えて、自分にクライアントさんが来るのか不安になる方も多いですよね。

本記事では、カウンセラー・セラピストが5年10年と持続可能な起業を実現するための専門コンサルタントであり現役カウンセラー（公認心理師）の川越恵（かわごえめぐみ）が、カウンセラー業界の需要が高まる理由と、カウンセラーに求め得られる資格・スキルなどについて次の3つをお伝えします。

• カウンセラー業界の需要が高まっている理由
• カウンセラーに求められる資格とスキル
• カウンセラーが継続的に収入を得る集客のコツ

さらに記事の後半では、コンセプトを変えたことで年商1,200万円を突破した、卒業生の事例もご紹介します。

本記事で、あなたがカウンセラーの起業に対して前向きに考えられるようになっていただければ嬉しいです＾＾

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カウンセラーの需要は高まっている。その理由とは？

結論をお伝えすると、カウンセラーの需要は年々高まっています。

なぜなら、時代に関係なく心に悩みを抱えている人は全国に多くいるからです。

厚生労働省の資料によると、精神疾患を有する総患者数は、平成14年度から平成29年度の患者数を見ると約1.6倍に増えています。

引用：厚生労働省『地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会　参考資料』

平成29年にカウンセラー専門資格として初の国家資格「公認心理師」が定められ、心の健康に関する教育活動や情報提供を普及する動きが始まりました。

今後は政府より、学校や企業と専門カウンセラーの関係を強化するなどの対策が出されるかもしれません。それによってカウンセラーの需要は高くなると予想されます。

心が不健康な人が増えている

先ほどお見せした厚生労働省の資料のように、心が不健康な人は年々増えています。

とくに私や知人のカウンセラーの間では、次のような人がカウンセリングに多く来られている印象があります。

1. 悩みを抱える子ども

学校や家庭環境で悩みを抱える10代のお子さまの相談も多いです。相談内容は、学校内のいじめや先生の上下関係、家庭内暴力などがあります。

また最近では、SNSなどの誹謗中傷やネット・ゲームなどの依存症でカウンセリングを依頼する親御さんも多いです。

「子どもが不登校で、毎日話しかけるのに腰が重い…」「スマホの見すぎを注意すると暴言が出るようになってしまった…」のように、自分に合う相談先を見つけられない人がたくさんいます。

2. 仕事の人間関係や責任感に悩む人

仕事のトラブルでカウンセリングを受ける人もたくさんいます。

とくに20代は社会人になりたてのため、職場で馴染めなかったり、上司からハラスメントを受けたりして心に病を抱えてしまうことが多いです。

一方、30代や40代では、昇進・昇格からの責任や家族を支えるプレッシャーがストレスとなって、心が弱ってしまう人も多いです。

「仕事で思うように力を発揮できない」「職場を辞めたいけど、家族を養えなくなってしまう」と、環境を変えられないまま心がつぶされてしまう人が多いです。

3. 家族関係のトラブルに悩む人

家族関係の問題でカウンセリングを受ける人もいます。20～40代のクライアントさんの中には子どもへ愛情が湧かなかったり、引きこもりや不登校の子どもへの接し方に悩む親も多くいます。

さらに、実親や配偶者との長年の確執や介護の悩みを、誰にも話せずに一人で悩みを抱えている人も少なくありません。

親による愛着障害や夫からのモラハラ、介護で悩む独身の人など、多くの方が周囲に悩みを打ち明けられず苦しんでいます。

このようにさまざまな悩みが複雑化しているため、カウンセラーの力が必要になるのです。

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カウンセラーに求められる資格

需要が高まるカウンセリング業界。需要が高まることを予測してカウンセラーを目指す人も多いです。

競争に負けないためには、カウンセリングスキルを磨くことが重要になります。スキルを磨くために、カウンセリングに関する資格を取る人もたくさんいます。

カウンセラーとして活動するとき、国家資格や民間資格は必須ではありません。しかし次のような資格を取ることで、専門的な知識を身につけ、自信を持って活動できるようになります。

• 【国家資格】公認心理師
• 【民間資格】臨床心理士
• 【民間資格】カウンセリング心理士（旧：認定カウンセラー）
• 【民間資格】臨床発達心理士
• 【民間資格】プロフェッショナル心理カウンセラー
• 【民間資格】産業カウンセラー
• 【民間資格】メンタル心理カウンセラー®
• 【民間資格】メンタル心理インストラクター®
• 【民間資格】心理カウンセラー

なかには、産業カウンセラーやスクールカウンセラーのように、その職業に進むためには必須の資格もあります。

資格を取るときは、自分がなりたいカウンセラー像を決め、カウンセリングをするうえで役に立ちそうな技術を学べる資格を取るのがオススメです。

カウンセラーに求められるスキル4つ

さらに資格だけでなく、カウンセラーとしての活動に役立つスキルも重要です。とくに次の5つの知識や能力は、カウンセリング全般で使えるものなので、使いこなせるようにしましょう。

• カウンセリングとその他の業務の時間管理力
• 相手を安心させる包容力
• 伝える力と聴く力のコミュニケーション力
• 悩みに寄り添う忍耐力
• 心理学・カウンセリングの専門知識

クライアントさんがあなたを信頼するためには、相手を安心させる包容力やコミュニケーション力が重要になります。

まずは家族や友人など、身近な人への接し方を通して練習・経験を積むといいでしょう。

思いやりのある接し方が体に染みつくと、自然に思いやりのある雰囲気を出せるようになるので、あなたに心を許すクライアントさんが増えてくるでしょう。

また、カウンセリングにはいくつか押さえておくべきコツがあります。カウンセリングスキルを伸ばし続けながら、コツを身につけることも大事です。

クライアントさんに長く愛されるカウンセラーになるために、あなたもカウンセラーとして成長し続けてくださいね。

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カウンセラーとして働ける場所2つ

カウンセラーが活動する主な場所は、企業や学校などの団体と、個人のカウンセリングルームの2つです。それぞれの違いについてお伝えしますね。

1. 企業や学校などの団体

企業や学校などの団体に所属したり派遣されたりして、相談者をカウンセリングします。

たとえば産業カウンセラーは、社員のメンタル面のフォローやキャリア支援、メンタルヘルス研修などを行います。雇用形態は正社員または業務委託、非常勤などさまざまです。

一方スクールカウンセラーの場合は、児童生徒や保護者に心のケアをします。また教職員に対してカウンセリング研修をすることもあります。カウンセラーのほとんどは任用期間が定められている非常勤職員なので、複数の学校を掛け持ちすることも珍しくありません。

団体に所属している期間は、一定の給料がもらえます。しかし、契約期間が終了した場合は、ゼロから求人を探さなければなりません。

2. 個人カウンセリングルーム

個人でカウンセリングルームを運営する場合、多くのカウンセラーはフリーランスとして活動しています。自分の事務所、すなわち自分のカウンセリングルームでクライアントさんを受け入れてカウンセリングします。

フリーランスのカウンセラーは団体に所属するカウンセラーと違い、自分が責任者であり、カウンセラーでもあります。

そのため経営全体の方針を決めながら、カウンセリングの仕事だけでなく税関係の手続きなどの事務作業も、すべて自分でやらなければなりません。

さらにフリーランスのカウンセラーは、自分が仕事を続ける限り、雇用期間に制限はありません。そのため、カウンセラーとして長く働くためには、経営する力も必要になります。

フリーランスカウンセラーとして、経営を軌道に乗せるための方法をこちらの記事でお伝えしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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「需要があるのに仕事がない…」と悩まずに済む一流カウンセラーの集客方法

「需要があるはずのカウンセラー業界なのに仕事がない…」と悩まないために、売り上げを安定させる集客方法についてお伝えします。

ステップ1：モニター獲得
ステップ2：モニターから熱量のある感想をもらう
ステップ3：その感想をもとに集客を拡大する
ステップ4：リピーター・ファンを増やす

ステップ1では、「カウンセリングのアピールポイントを発信する」のが目的ではなく、悩みを解決した人の「生の声を聞く」ことが重要です。

「自分と同じようなことで悩みをもった人がスッキリ問題解決できて喜んでいるシーン」であればすんなりと受け入れられます。

ステップ2では、モニターになってくれるクライアントさんを見つけます。そしてその方が喜ぶように全力でカウンセリングを提供しましょう。

そして、カウンセリングが終わったら必ず感想をいただきます。いただく感想のポイントはとにかく「熱量」であり「感情」です。

ステップ3では、クライアントさんからいただいた感想を軸に集客を拡大します。

1回の発信で期待感を高めるのは簡単ではないので、何度も何度も発信することが大切です。

最後のステップはクライアントさんにリピーターとなっていただき、あなたのファンを多く増やすことです。

クライアントさんとの信頼を構築してリピートと紹介の輪を広げていきましょう＾＾

 

カウンセラー開業を軌道に乗せてロングセラー起業家になる7つのチカラ

さて、実績0から収入を継続し安定させて「ロングセラー」の起業を実現するには、以下7つの力が必要です。

私が運営している「ロングセラー起業塾」では、この7つのチカラを軸に事業を進めて頂いています。長く愛されるカウンセラーになるためには、ポジション選びや商品作り、金額設定が必須です。

とくにポジショニングでは、他のカウンセラーにはない、あなたの強みや得意分野を明確にすることが重要になります。

たとえば、ご自身のペットが亡くなった経験を活かして「ペットロス専門カウンセラー」として、起業の方向性を変えてもよいでしょう。

ポジショニングができてこそ、将来的にも需要のあるカウンセラーとなれるのです。

 

【成功事例紹介】ポジションを変更して、目標の年商1,200万円を達成

ロングセラー起業塾の生徒さんの中には、自分の得意分野を明確にしてポジションを変えたことで成功した人が多いです。

その中でも福本さんは失敗をバネにしてポジションを変更しました。結果として、目標を大きく上回る年商を達成しました。

ロングセラー起業講座受講生：福本宏さん

以前にも心理カウンセリングで起業をしていましたが、当時は経営が続かなかったので非常に不安でした。

そんな中で、ネット検索をしていたところホームページにたどり着き、とくに鋭い視点で起業に必要なポイントが、惜しげも無く公開されていたことで信頼できると感じました。

そして、持続可能なロングセラー起業というコンセプトに直感で、これだ‼️と思いました。

起業して9か月目に目標の50万円を大幅に上回る、月商100万円を達成しました。

そして、その後年商1,200万円を達成できました。二度目の起業で、不安が大きくて本当にこの先大丈夫なのかと思っていましたが、自信が持てるようになりました。

受講当初は知らないことや疑問点ばかりでしたが、その都度川越さんが丁寧にわかりやすく、例を挙げるなどしてアドバイスして下さりました。また、自分のその時々のレベルに応じた適切なアドバイスが良かったです。

起業を迷われている方や起業を始められた方、そして過去にうまくいかなかった方にお勧めです。ぜひ受講して、私のように不安を払拭して自信を持って頂けたらと思います。

 

他にもたくさんの方が成果を出していますが、すべてを紹介しきれないため動画（ダイジェスト版）にしてまとめました。

もしかしたらあなたがいま課題に感じていることを解決した方がいるかもしれないので、ぜひ視聴して参考にしてくださいね。

 

【まとめ：1分で要約】需要が高いカウンセラー業界で稼ぐコツ

本記事では、カウンセラー業界の需要が高い理由を中心に、次の3つをお伝えしました。

• カウンセリングの需要はある。カウンセリングが必要な人の数は年々増えているが、自分が求められるためには自分のポジションの明確化が大切になる
• カウンセリングスキルをアップさせるためには、資格取得のために勉強するだけでなく、普段でもカウンセリングを意識して人と接して生活しよう
• カウンセラーで収入を獲得し続けるためには、熱量のある感想をもらうことが大切。それを元に、自分の得意分野を明確にして集客しよう

心の悩みを持つ人は年々増えています。カウンセラーの需要は今後さらに高くなると考えられます。

しかし需要が高いとはいえども、何もしないとクライアントさんは集まりません。

あなたが今後カウンセラーとしての活動を続けるためには、カウンセリングのスキルを磨き、モニターの情熱ある意見を活かして、あなたのファンを増やすことが必要です。

本記事を参考にして、ファンを増やすためのカウンセリングを始めましょう！

本ブログでは、今後もカウンセラーに関して役立つ情報をお届けしサポートしていきます。

私のビジョンは、1人でも多くのカウンセラーに「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。