目標を達成したときの注意点
心理カウンセラー・セラピストが独立後、
5年10年と長続きする開業・起業支援コンサルタント、川越恵です。
カウンセラー、セラピストが目標を達成したときの注意点
「目標は達成できたし、今月の行動はおしまい」
と、決めていたら、
①達成することで、本当に得たかったものは何か?それは手に入ったのか?
②今月達成できた理由は何か?
という、この2つとも、手に入らなくなります。
それはなぜでしょうか?
一つずつ、ご紹介していきますね。
まず、①達成することで、本当に得たかったものは何か?それは手に入ったのか?について
例えば、料理を全然したことのない人が、いきなり本格的なフレンチとか、日本料理に挑戦はしませんよね?
うどん等の麺類や、簡単な炒め物からはじめる方が、多いと思います
このクライアント(ちなみに女性)は、昨日ご紹介した通り、目標とか数字とかが得意でも好きでもありませんでした。
だから、まずは、
「目標は達成できるんだ」
という経験を一緒に積んで、達成していくという体験をして。
そして、次に彼女とチャレンジしたことは、
目標を「達成した」「未達成だった」ということに一喜一憂するのではなく、決めたことをやりきる、ということでした
これが、本当に得たかったもの、でもありました。
だから、ここで旅行に行くから「行動をやめる」となると、
本当に得たかったものも放棄することになります。
これ、日常でよく起こっているのを見かけます。
本当に得たかったものではない、何か別のものを得て、知らず知らずの内に、本当に得たかったものを放棄しているという状態。
どうしてこんなことが起こるのか?というと、本当に得たかったものを、
忘れてしまうから。
これを防ぐ方法は、手帳に書くとか壁に貼るとか、いろんな方法が紹介されていますが、それ以前に、
「安易に目標を設定しない」というのがオススメです
昨日、セッションのときに、こんな会話がありました。
(ご本人の許可を頂いて、掲載しています)
「今月、目標の数字を達成できた~
ちょっと、自分へのご褒美に旅行へ行こうと思うんですけど、どうでしょう」
この仕事をしていて、最高にうれしい瞬間のひとつは、
クライアントが目標を達成していく姿を、一番近くで見られること。
一緒に喜びを分かち合えること。
その上で、私には気になっていたことがありました。
それは、もしかしたら、落とし穴にハマっているかも知れない、ということ。
「残りの行動予定、どうされますか」
と質問すると、少しだけ沈黙。
そして、
「それは、それとしてやります
今、ちょっとだけ”もう達成できたし”って思ってる自分がいました。
でも、それじゃ今までと一緒ですよね。」
その言葉をもらって、なお嬉しい気持ちになりました
どうしてだと思われますか
ちなみに、この方は、はじめてお会いしたとき、
「目標を設定しても、その通りになった試しはないです」とキッパリ言われていました。
軽度の「目標設定アレルギー」」「数字アレルギー」の方でした(笑)
でも、目標を設定して達成していくという体験を通して、
そのアレルギーだった「目標」や「数字」は、「面白い」ものになっていっ
たと言います。
(今も「好き」ではないらしいですが)
達成できた経験を積むと、
「達成した自分は◎」
「しなかった自分は×」
という評価基準に陥りやすくなります。
これは落とし穴。
見落としがちな視点は、
①達成することで、本当に得たかったものは何か?それは手に入ったのか?
②今月達成できた理由は何か?
ということ。
そして、「達成できたし、これで今月はおしまい」
と行動をやめていたら、この2つとも、手に入らないところでした。
逆説的ですが、そもそもどうしたら、達成できた理由を分析できるのでしょうか?
①成果に繋がった行動と、繋がらなかった行動をわける
→さらに、その要因を考える
②意図的に成果に繋げた行動と、偶然繋がった行動をわける
この2つを分析すると、達成・未達成の要因が分かってきます。
そして、①②を分析するには、「あるもの」が必要です
それは何でしょう?
例えば、バスケットの練習で、シュートを練習していたとします。
◎8本シュートをして4本決まる
◎100本して50本決まる
だったら、どちらが信憑性があるでしょうか?
言うまでもなく、後者ですよね
同じ成功率50%でも、全く見え方が違います。
目標に対する行動も同じです。
「●●の行動を△△回したら、□□回は成功する」という見込みを出します。
だから、
「達成したから」と行動を途中でやめてしまったら、その見込んでいた計画が合っていたのかも、ズレがあったのかも、分からなくなります
目標を現実化するということは、
「見込んでいた結果を出す」ということ。
そのために何よりも重要なことは、
自分の見込みの「精度」を知ること。
その精度は、
①目標を立てる段階で、何をどのくらいやったら、どんな結果が起こせると思うか?を想定し
②行動をやりきった上で、想定通りだったところ、想定外だったところを知る。
という手順を踏むことで、知ることが出来ます。
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