カウンセラーの将来性は?AIの時代でも生き残る方法【カウンセラー専門コンサルタントが解説】
「カウンセラーとして起業したいけど、将来性がある仕事なのか気になる」
「AIカウンセリングが普及しているけど、カウンセラーの需要はあるの?」
「将来長く稼げるカウンセラーになるための秘訣を知りたい」
今この記事を読んでいる方はカウンセラーとして起業したいけど、カウンセラーの仕事に将来性があるのか気になっているのではないでしょうか?
学校や家庭の環境が原因で、カウンセリングを必要とする人は増えています。しかし最近ではAIを使ったカウンセリングサービスも普及しているので、自分のやりたい仕事に需要があるのか不安になる方も多いですよね。
本記事では、カウンセラー・セラピストが5年10年と持続可能な起業を実現するための専門コンサルタントであり現役カウンセラー(公認心理師)の川越恵(かわごえめぐみ)が、カウンセラーの将来性や、カウンセリングの仕事を長く続けられる方法などについて次の3つをお伝えします。
- カウンセラーの仕事の将来性
- カウンセラーに求められる4つのスキル
- カウンセラーが将来生き残るために必要な集客方法
さらに記事の後半では、経営視点をお客様第一に変えたことで月商80万円を突破した、卒業生(私の講座の受講生です)の事例もご紹介します。
本記事を読むことで、あなたがカウンセラーに対して前向きに考えられるようになっていただければ嬉しいです^^
ロングセラー起業コンサルタント川越 恵
内定先の倒産をきっかけに起業し、社会貢献事業を含めた3つの事業を在宅経営中。起業して約11年。
著書に『口コミ集客で「一生愛される起業家」になる方法』があり、発売後7日で増刷し、ベストセラーに。
「煽らない、売り込まない、自分の心に嘘をつかない」を合言葉に、クライアントに感謝される「ロングセラー起業」を伝える。
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目次
【結論】カウンセラーの仕事に将来性はある
さっそく結論からお伝えすると、カウンセラーの仕事に将来性はあります。その理由は時代に関係なく、心に悩みを抱えている人が全国に多くいるからです。
厚生労働省の資料によると、精神疾患を有する総患者数は、平成14年度と平成29年度を比べると約1.6倍に増えています。
引用:厚生労働省『地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会 参考資料』
そして現在では、ひきこもりや自殺者の増加、SNSによる誹謗中傷などで悩む人の増加などの理由で、カウンセラー設置の重要度が高くなっています。
今後、人々が抱えやすい悩みのジャンルは変わるかもしれませんが、心に病を抱える人は増え続けると予測されます。政府も今後カウンセラーの役割を重視し、心の問題を持つ人のサポートを強化する方針を出す可能性も大いにあります。
以上のことから、カウンセラーは将来性のある仕事の一つといえます。
欧米のカウンセラーは身近な存在
欧米では、カウンセラーは人々の身近な存在として活動しています。
たとえば、アメリカでは歯医者に行く感覚で、多くの方がカウンセリングを利用しています。またイギリスでは、約40%の人がメンタルヘルスを管理するアプリを使用している結果もあるほどです。
しかし日本では「恥ずかしくてカウンセリングを受けたくない」「私はカウンセラーに頼るほど病んでいない」という理由で、カウンセリングをためらう人が多いです。
生き残るにはポジショニングと正しい集客方法が必要
将来性はあるといっても、カウンセラーとして生き残るには「ポジショニング」と「正しい集客方法」が必要です。
日本でもカウンセラーの力を借りたいと考える人はいますが、競合が多くいるため、クライアントさんを集められないカウンセラーもいるからです。
ポジショニングとは、自分だけの専門性を確立させて差別化をはかること。スクールカウンセラーを例に説明しますと、「悩むお子さまのケアをします」とアピールするよりも、「ネット依存症で悩むお子さまをケアします」と自分の分野を細かく決めてアピールすることです。
ポジションが明らかになれば、カウンセリングを躊躇していた人でも、「この人なら、私の悩みを理解して解決してくれる」と期待するようになるでしょう。
それに加えて、クライアントに自分を見つけてもらうためには、正しい集客方法を行うことが大事です。
具体的な方法については、後ほど詳しく説明します。これらのポイントをしっかりと押さえて実践することで、カウンセラーで安定した収入を確保できるようになりますよ。
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カウンセラーとして働ける場所2つ
カウンセラーが仕事をする場所は主に、団体または個人のカウンセリングルームになります。
企業や学校などの団体を対象にカウンセリングする場合は、その団体に所属してカウンセリングします。一方、個人カウンセリングルームで働く場合は、相談者をクライアントさんとして迎え入れてカウンセリングします。
1. 企業や学校などの団体
企業や学校などの団体に所属したり派遣されたりして、相談者をカウンセリングします。
たとえば産業カウンセラーは、社員のメンタル面のフォローやキャリア支援、メンタルヘルス研修などを行います。雇用形態は正社員または業務委託、非常勤などさまざまです。
一方スクールカウンセラーの場合は、児童生徒や保護者に心のケアを行います。また教職員に対してカウンセリング研修をすることもあります。ほとんどが任用期間が定められている非常勤職員なので、複数の学校を掛け持ちすることが多いです。
団体に所属している期間は、一定の給料がもらえます。しかし契約期間が終了した場合は、ゼロから求人を探さなければなりません。
2. 個人カウンセリングルーム
個人でカウンセリングルームを運営する場合、多くのカウンセラーはフリーランスとして活動しています。自分の事務所、すなわち自分のカウンセリングルームでクライアントさんを受け入れてカウンセリングします。
フリーランスのカウンセラーは団体に所属するカウンセラーと違い、自分が責任者であり、カウンセラーでもあります。
そのため経営全体の方針を決めながら、カウンセリングの仕事だけでなく税関係の手続きなどの事務作業も、すべて自分でやらなければなりません。
さらにフリーランスのカウンセラーは、自分が仕事を続ける限り、雇用期間に制限はありません。そのため、カウンセラーとして長く働くためには、経営する力も必要になります。
フリーランスカウンセラーとして、経営を軌道に乗せるための方法をこちらの記事でお伝えしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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将来性のあるカウンセラーに求められるスキル4つ
将来性のあるカウンセラーに必要なスキルは、全部で4つあります。
1. 相手を安心させる包容力
カウンセラーには「私はあなたの味方だから大丈夫だよ」という安心感を与える包容力が必要です。カウンセラーは言葉や表情などを使って、クライアントさんを受け入れる姿勢を見せましょう。
2. 伝える力と聴く力のあるコミュニケーション力
クライアントさんの悩みを聞く傾聴力と、お互いの話が一方通行にならないように、クライアントさんをエスコートするコミュニケーション能力が必要になります。
3. 悩みにとことん寄り添える力
深い悩みをもつ人は「誰も自分の気持ちをわかってくれない」とネガティブな思考になっていることが多いです。一つひとつの悩みに寄り添い、相手の気持ちを理解する力が必要です。
4. 心理学・カウンセリングの専門知識
心理学やカウンセリング関連の資格を取得すると、必要な知識が増えて、クライアントさんからの信頼度も高まりやすくなります。
お伝えした4つのスキルは、現時点で兼ね備えていなくても大丈夫です。これらが備わっているとクライアントさんが信頼しやすいので、可能な限り身につけておきましょう。
カウンセリング中だけでなく、普段から人と関わるときも意識して接してみましょう。
以上4つのスキルについてお伝えしました。長く愛されるカウンセラーになるためには、スキルだけではなくカウンセリングのコツもありますので、併せて身につけてくださいね。
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【コラム】AIでカウンセラーの仕事は無くなる?カウンセラーが生き残る方法
最近ではAI技術が急速に進化しています。AIカウンセリングのアプリなども開発されており、「カウンセラーの仕事がAIに取って代わられるのではないか」と、カウンセラーの将来性を心配する声もあります。
たしかにAIを上手く使えば、クライアントさんのちょっとした相談に受け答えすることはできるかもしれません。
しかし、AIが人間の感情や悩みを完全に理解することはまだまだ難しいため、心に寄り添うことは難しいです。そこは人でしかできないカウンセリング部分なので、カウンセラーがAIに取って代わられることはないでしょう。
AIカウンセリングのメリット
私は人によるカウンセリングこそ、クライアントさんに寄り添って悩みを解決できると考えています。しかし、AIカウンセリングには次の2つのメリットがあります。
1. カウンセリング相談のハードルを低くする
AIカウンセリングは、自分の好きなタイミングで場所を選ばずに相談できます。
日本では「人に会って相談するのが恥ずかしい」「まだカウンセラーに頼る段階ではないかも」などの理由で、カウンセリングをためらう人が多いです。
AIカウンセリングはツールがあれば手軽に相談できるので、心の病を早期に見つけて重症化を防げます。
2. 匿名でカウンセリング相談できる
AIカウンセリングは完全に匿名で相談できます。自分の実名を他人に知られたくない人にとって、本音を打ち明けづらいと感じる可能性もあります。
AIカウンセリングでは、匿名でやり取りするので実名が広がる心配をしなくて済むので、安心して悩みを相談しやすくなります。
人にしかできないカウンセリングの魅力
AIカウンセリングが得意なこともあるのと同じように、心を持つ人だからこそできるカウンセリングがあります。
それは、クライアントさんに寄り添い、温かみのある言葉を送るカウンセリングです。
AIカウンセリングだけでは、クライアントさんの複雑な感情を完全に理解して、最適な回答を出すのは難しいでしょう。また、どうしても回答が機械的になりやすく、人間のような共感力やその場に合った言葉選びが苦手です。
一方の人によるカウンセリングでは、クライアントさんの表情や仕草、家庭環境などあらゆる情報から、カウンセラー自身の経験や知識をフル活用して、思いやりのある言葉をかけられます。
時間はかかるかもしれませんが、クライアントさんの心の病を丁寧でかつ根本的に治療できるのは、人しかできません。
世間で「AIカウンセリングで仕事がなくなる」と言われることもありますが、AIはあくまでもカウンセリングの敷居を低くするためのツールです。
今後はAIの発達を恐れず、人しかできないカウンセラーの仕事の質を強化していきましょう。
廃業経験者も年収1200万円を達成した「リピートされる集客方法」
安定した収入を得られるカウンセラーの集客方法
カウンセラーの将来性を見込んで起業をしても「クライアントさんがこない」「仕事がない」とならないために、売り上げを安定させる集客方法についてお伝えします。
ここでは簡単に解説しますので、より詳細を知りたい場合は「心理カウンセラーで独立開業・起業する6つの手順」の記事をお読みください。
ステップ1:モニター獲得
ステップ2:モニターから熱量のある感想をもらう
ステップ3:その感想をもとに集客を拡大する
ステップ4:リピーター・ファンを増やす
ステップ1では、「カウンセリングのアピールポイントを発信する」のが目的ではなく、悩みが解決した方の「生の声を聞く」ことが重要。
「自分と同じようなことで悩みをもった方がスッキリ問題解決できて喜んでいるシーン」であればすんなりと受け入れられます。
ステップ2では、モニターになってくれるクライアントさんを見つけます。そしてその方が喜ぶように全力でカウンセリングを提供しましょう。
そして、カウンセリングが終わったら必ず感想をいただきます。いただく感想のポイントはとにかく「熱量」であり「感情」です。
ステップ3では、クライアントさんからいただいた感想を軸に集客を拡大します。
1回の発信で期待感を高めるのは簡単ではないので、何度も何度も発信することが大切です。
最後のステップはクライアントさんにリピーターとなっていただき、あなたのファンを多く増やすことです。
クライアントさんとの信頼を構築してリピートと紹介の輪を広げていきましょう^^
カウンセラー開業を軌道に乗せてロングセラー起業家になる7つのチカラ
さて、実績0から収入を継続し安定させて「ロングセラー」の起業を実現するには、以下7つの力が必要です。
私が運営している「ロングセラー起業塾」では、この7つのチカラを軸に事業を進めて頂いています。長く愛されるカウンセラーになるためには、ポジション選びや商品作り、金額設定が必須です。
とくにポジショニングでは、他のカウンセラーにはない、あなたの強みや得意分野を明確にすることが重要になります。
たとえば、ご自身のペットが亡くなった経験を活かして「ペットロス専門カウンセラー」として、起業の方向性を変えてもよいでしょう。ポジショニングができてこそ、将来的にも需要のあるカウンセラーとなれるのです。
【事例】カウンセラー集客成功事例「お客さまのために」姿勢で年商1,300万円突破
最後に、私のカウンセラー支援講座「ロングセラー起業講座」を経てカウンセラー開業に成功した成功事例をご紹介します。
事例の山内さんは、経営方針を「お客様のために」に変えたことで、月商を大きく伸ばすことに成功しました。
ロングセラー起業講座受講生:山内さちこさん
多くの起業塾では、塾が終わったら売り上げが止まる・下がることが多いと聞きます。
そんな中、一過性のものではなく安定して経営していきたいと思っていたので、川越さんの「ロングセラー」のコンセプトがとてもピッタリで、受講を決めました。
そして、受講後段階を追って売り上がるようになり、月商は80万円を超えました。
川越さんの教えには、どうやればいいかという技術の裏に、いつも「お客様のために」という考え方があります。技術に走りそうになるところを、何度も「お客様のために」と言われることで、その思考が身に付いてきました。
そうすることで、経営に向かう姿勢により一層、情熱が入るようになりました。結果、お客様のご紹介も増えていっています。
一過性ではなく、「長く生き残れる起業家」になりたい人にとてもオススメです。叱る、無理させる、煽る、焦らせる、恐怖からさせる、混乱させる、ということがなく、着実に丁寧に階段を上らせてくださいました。
指導が本当に丁寧で、本当にありがたく感謝しかありません。「どこまでフォローしてくれるんだ!」って思います。
他にもたくさんの方が成果を出していますが、すべてを紹介しきれないため動画(ダイジェスト版)にしてまとめました。
もしかしたらあなたがいま課題に感じていることを解決した方がいるかもしれないので、ぜひ視聴して参考にしてくださいね。
【まとめ:1分で要約】カウンセラーの将来性について
本記事では、カウンセラーの将来性について、次のことを中心にお伝えしました。
- 心の悩みを持つ人は年々増えているため、カウンセラーの仕事に将来性はある。
- AIカウンセリングは、あくまでもカウンセリングの敷居を下げるツール。人の温かみを感じられるカウンセリングは人にしかできない
- カウンセラーで収入を獲得し続けるためには、熱量のある感想をもらうことが大切。それを元に、自分の得意分野を明確にして集客しよう
先ほどもお伝えした通り、心の悩みを持つ人は年々増えています。そのため、カウンセラーの需要は今後さらに高くなると考えられます。
しかし、あなたが今後カウンセラーとしての活動を続けるためには、あなた自身の特徴や強みを明確にしなければなりません。ポジションが不明確だと、あなたを本当に必要としている人が、数多くのカウンセラーの中からあなたを見つけにくいです。
そのためには、カウンセリングのスキルを磨き、モニターの情熱ある意見を活かして、あなたのファンを増やすことが必要です。
本ブログでは、今後もカウンセラーに関して役立つ情報をお届けしサポートしていきます。
私のビジョンは、1人でも多くのカウンセラーに「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
このほかにも、カウンセラー・セラピストのための集客に欠かせない秘訣をご紹介しています。
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