つくづく、経営というのは、運命を切り開くことだと痛感します。

経営が不安定なときはもちろん、安定しているときでも、
あぐらをかいていられるものじゃない。

「今の状態をどうしたら、打開できるか？」
「どうしたら○○（理想）な状態にできるか？」

その連続。

経営も、人生も、いつも運命を切り開いて進む。

（っていうと、かなりハードな感じがするけど、
ハードに切り開かないといけないときもあれば、ソフトに切り開くときもあると思う。笑）

でも、運命を切り開くためには、まず運命を知る必要がある。

コンサルタントは、その運命を切り開く支援をする仕事なわけだけど、ほとんどの場合、コンサル自身が「自分の運命を知る」ということをしてない。

正直、運命を知らなくても現実を変えられる。打開できる。
けど、「満ち足りた感じ」「充足感のある、しあわせな感じ」をもって、現実を変えるには、やっぱり「知る」必要がある。

何を知るのかっていうと。
「変えることの出来ないものの力や、流れを知る」ということ。

自分が何年の何月何日に生まれたのか　とか
これまでしてきた経験（過去）　とか、
親、家族　とか自分にまつわる流れを知ること。「いや、私はあと３年遅く生まれたい！」
「名門私立中学に入ってみたい！』っていくら思っても、どうにも変えられませんよね（笑）

 

例えば、私が、私の両親から生まれて、
姉が一人いて、二人姉妹の妹で….

みたいなことは、定められたら、変えられないこと。

「自分の世界のはじまり」や
「自分が生まれる前の世界（祖先）」

というのが、確実に自分の考え方、行動、人生にかなりの割合で影響している。

それは、正直うれしいこと・喜ばしいことばかりじゃない。
中には悲しいこと・嫌なこともある。

だから「肯定的に受け止める」必要もない。
「ただ、そうである」ことを知るだけでいい。

知りさえすれば、満ち足りた運命が切り開かれる…….
ってわけではないけど、知らずして、満ち足りた運命が切り開かれることは、ほぼない。