ヒーラーとセラピストに明確な違いはある?ヒーラーやセラピスト向きの人の特徴についても解説【ヒーラー・セラピスト専門コンサルタント監修】
「ヒーラーとして活動したいけどセラピストとどう違うの?」
「ヒーラーやセラピストに向いている人の特徴を知りたい!」
「ヒーリングの素晴らしさを多くの人に届ける活動を続けるコツを知りたい」
ヒーラーもセラピストも、クライアントさんの心身を癒す仕事です。なかには「レイキヒーラー・セラピスト」のように、2つの肩書きを名乗る人もいます。
結論をお伝えすると、クライアントさんの特徴や解決方法に明確な違いはありません。ただ、世間的なイメージや活動範囲に少し違いがあります。
そこで本記事では、ヒーラーとセラピストの違いを徹底解説。ヒーラー・セラピストが5年10年と持続可能な起業を実現するための専門コンサルタントである私、川越恵(かわごえ めぐみ)がヒーラーとセラピストの違いについて次のポイントをお伝えします。
- ヒーラーとセラピストの違いは「専門分野」にある
- ヒーラー・セラピストに向いている人の特徴7つ
- ヒーラー・セラピストに必要な資格
本記事を読むことで、あなたがヒーラーやセラピストを目指すときのヒントを得られたら嬉しいです!ぜひ最後までご覧ください。
ロングセラー起業コンサルタント川越 恵
内定先の倒産をきっかけに起業し、社会貢献事業を含めた3つの事業を在宅経営中。起業して約11年。
著書に『口コミ集客で「一生愛される起業家」になる方法』があり、発売後7日で増刷し、ベストセラーに。
「煽らない、売り込まない、自分の心に嘘をつかない」を合言葉に、クライアントに感謝される「ロングセラー起業」を伝える。
目次
【結論】ヒーラーとセラピストの違いは「専門分野」にある
さっそく、ヒーラーとセラピストの違いについてお伝えします。両方とも、仕事の目的が「癒す」であることは共通しています。私が考える両者の決定的な違いは「専門分野」です。
簡単に伝えると、ヒーラーはエネルギーの受け渡しをする専門家。一方のセラピストは自分でエネルギーを生み出す専門家です。これらの違いについて、今から詳しく説明していきますね。
ヒーラーは宇宙・スピリチュアル要素が強い
ヒーラーは宇宙や自然のエネルギーを使ってクライアントさんを癒します。宇宙や自然と聞くと、スピリチュアルのイメージがありますよね。
多くのヒーラーはこれらのエネルギーを感じ取り、自分が受け取ったエネルギーをクライアントさんに解き放ちます。たとえばレイキヒーラーは、レイキ※をクライアントさんに受け流すのが仕事です。
ヒーラーが使うエネルギーは、自分が努力して生み出すものではありません。宇宙や自然、パワーストーンなどが本来持つエネルギーを、ヒーラーが橋渡ししてクライアントさんを癒します。
ヒーラーになるためには、これらのエネルギーを感じ取ったりクライアントさんの具合によって調整する技術が必要です。
※レイキ……本来は「靈氣」という漢字であり、神聖な気という意味を込められた日本語。周りに存在している波長の高いエネルギーのことを指します。
セラピストは健康促進・療法の要素が強い
一方のセラピストは、健康促進・療法の目的が強いです。マッサージ師やエステティシャン、音楽療法士もセラピストに含まれます。
セラピストはマッサージ技法や解剖学を専門的に学び、自分の技術によってクライアントさんの症状を和らげます。自分で治療のための力を生み出すので、ヒーラーの「エネルギーの受け渡し」とは違いますよね。
ちなみに、先ほどお伝えした「レイキ」を扱う仕事には「レイキセラピスト」もあります。
レイキセラピストは、腰痛や肩こりなどの不調の部分に手を当ててエネルギーを送って治療反応を促進する仕事です。目的が「体の不調を改善する」なので、ヒーラーとは目的が違いますよね。
認知度が高い方はセラピスト
ここまで両者の仕事の目的や専門分野の違いをお伝えしましたが、認知度も違います。
セラピストには多くの種類があり、ボディ・美容系のマッサージ師やエスティシャン、医療系の鍼灸師(はり師・灸師)などがセラピストに分類されます。
街にも多くのセラピスト系の店舗があり、一度はお世話になった人も多いのではないでしょうか?
一方のヒーラーは、レベルに関わらず心や精神に悩みを抱えている人が対象になりやすいです。スピリチュアルを扱う人が多いので、実店舗を持つ人も少ないです。
たとえば、ヒーラーが扱うヒーリングには次のようなものがあります。
- レイキヒーリング
- オーラヒーリング
- サイキックヒーリング
- クリスタルヒーリング
- 前世ヒーリング
また、ヒーラーのなかには、マッサージをしながらレイキヒーリングを行うなど、セラピストの技術と並行してサービスを提供する人もいます。
このように、ヒーラーの技術がセラピスト活動の一部に組み込まれていることもあり、セラピストの方が認知度が高いです。
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ヒーラー・セラピストに向いている人の特徴7つ
ここまでご覧になって違いが明確になったと思いますので、次にヒーラーに向いている人の特徴を7つお伝えします。今からお伝えする特徴は、セラピストにも共通している部分も多いです。ぜひ参考にしてみてください。
- 思いやりをもって相手と関われる人
- 相手に関心が持てる人
- 勉強熱心で探求心がある人
- 相手の話を根気よく聞ける人
- 体力や体調管理に自信がある人
- 細かい点によく気が付く人
- 口が堅くて秘密を守れる人
これらの特徴に加えて、ヒーラーにある特徴が「スピリチュアルに興味・関心がある」です。ヒーラー向きの人は、講師からスピリチュアル的な考えを学ぶとき、それを自分のなかに落とし込んで理解するのが得意です。
また、ヒーラーもセラピストも「その道の人に救われた」経験がある人がたくさんいます。彼らに話を聞くと、自分の悩みがヒーリングやセラピーで改善したことから、「ヒーリングやセラピーでたくさんの人を救いたい」と考えて起業したことが多いですね。
これらの7つの特徴と、「自分の技術で人を幸せにしたい」という思いが強い人がヒーラー・セラピストに向いているといえます。
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ヒーラー・セラピストに必要な資格
次にヒーラーやセラピストに必要な資格についてお伝えします。ヒーラーとセラピストは似ている仕事ですが、必要な資格が違ってきますので参考にしてくださいね。
ヒーラーは資格がなくてもなれる、けど・・・
ヒーラーは特別に必要な資格がありませんが、自身のスキルアップのためにヒーリングやカウンセリングに役立つ資格を取る人もいます。
活動ジャンルによってオススメな資格が違いますが、次の5つの資格を取る人が多いです。
- サイキックヒーラー認定試験
- ヒーラー検定
- IHA検定
- メンタル心理カウンセラー
- 数秘術・パワーストーン
ヒーラーでは資格取得よりは「有名講師の認定講座修了」が重要になります。実力のあるヒーラーからスキルを学ぶことで、自分も伝承者として活動できるからです。
ヒーラーに役立つ資格やスキルについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。
セラピストはジャンルによっては資格が必須になる
セラピストは、ジャンルによっては資格が必須になる場合があります。たとえば、鍼灸師(はり師・灸師)や理学療法士、あん摩マッサージ指圧師は、専門学校や資格スクールに通って資格を取得しなければなりません。
また、リラクゼーションセラピストのように、お店に勤務しながら施術や接客のスキルを学ぶ人もいます。店舗の実務経験を経て、独立開業する人も多いです。
ヒーラー・セラピストにオススメなスキル
ヒーラーやセラピストの仕事をするためには、専門分野に特化した資格やスキルの取得が重要になります。
しかし、クライアントさんの接客や起業家としての経営に役立つスキルも重要になることを覚えておきましょう。
必要なスキルはたくさんありますが、たとえば次の5つは身に付けておくのがよいでしょう。
- 相手を安心させる包容力
- 伝える力と聴く力のあるコミュニケーション力
- 悩みにとことん寄り添える力
- 心理学・カウンセリングの専門知識
これらは、ヒーリング中や施術中にだけ意識して行うのでは身に付きにくいです。普段の生活で、相手とのやり取りのなかで意識することで自然と身に付けるものです。
ぜひこれらを意識して毎日をすごしてみてください。
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気になるヒーラーの収入事情
ヒーラーの活動を始めるにあたって、気になるのはやはり収入ですよね。
ヒーラーはセラピストやカウンセラーよりも正規雇用場所が少なく、副業または個人事業主(フリーランス)で働く人が多いです。
そのためセラピストの年収よりも、安定した収入を得ている人が少ない印象です。ヒーラーの年収は雇用形態やジャンルによって幅広く、活動方針によって大きく差があります。
副業または個人事業主で活動する人が多い
先ほどもお伝えしたとおり、ヒーラーは副業または個人事業主で活動することが多いです。
副業の場合は、仕事のストレスを抱えた社会人や家事育児でお疲れの主婦・主夫がヒーリングを受けやすい時間に稼働します。平日19時~22時または土日祝日に活動することが多いです。
個人事業主の場合は、平日の午前中にクライアントさんの対応を行うこともあります。また、知名度のあるヒーラーの場合は、講師として講座やセミナーの準備もする人もいます。
年収は10万未満から1,000万まで幅広い
ヒーラーの年収は実力や経験に応じて、10万未満から1,000万円まで幅広くいます。それぞれ目標の年収に対して活動範囲を広げています。
ヒーリング技術を鍛えるだけでは大きな収入につながりにくいです。経営スキルや集客のコツ、マーケティングに関する知識にも精髄していなければなりません。
あなたがさらに活動の幅を広げるためには、次にお伝えする5つの手順でステップアップする必要があります。多くの人にあなたのヒーリングを届けるためにも、ぜひ参考にしてください。
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ヒーラーのスキルを上げて収入を増やすための5ステップ
ここからはヒーラーの仕事を軌道に乗せて収入を安定させるための5ステップをお伝えします。
もちろん、セラピストの人でも役に立つ内容になっています。ぜひこれからの活動の参考にしてください。
ステップ1:ヒーリングのスキルアップ
まずはヒーリングのスキルアップです。スキルがないとクライアントさんが満足できるエネルギーを届けられません。
自分が活動したいジャンルを決めて、それに精髄している講師からヒーリング方法や必要なスキルを学びましょう。
ステップ2:モニター獲得
モニターとは、自分のセラピーやエネルギーワークを受けて感想を述べる人のこと。その人が喜ぶことに全力でフォーカスし、自分のヒーラーとしてのサービスを提供しましょう。
「まだヒーリングを学んでいる最中なのにいいの?」と思われるかもしれませんが、全然OKです。スキルアップと同時並行しながらの方が、学んだことをすぐに実際に確認できるからです。できなかったところがあれば、講師に質問して確認できます。
モニターは知人でもよいし、ココナラやストアカなどのスキルマーケットで募集してもよいです。まだ見習い中なので、ヒーリングの料金や相場よりも安く設定しましょう。
ステップ3:モニターから熱量のある感想をもらう
ヒーリングは成果が目に見えないため、信頼性を伝えるのが難しい側面があります。そのため、このような無形のサービスは信頼性に欠けると感じる人もいます。
そこで、モニターからの熱烈な感想を手に入れることが重要になります。多くのヒーラーがこの感想の収集に十分な注意を払っていないのが現状です。これらの感想はあなたのヒーラーとしてのイメージを築く重要な要素になるのです。
ヒーリングが終わった後は必ず、「どの悩みが、どう好転したのか」が具体的にわかる感想を集めてください。モニターの感想は、ヒーラーとしての信頼性や顧客獲得に大いに役立ちますよ。
ステップ4:その感想をもとに集客を拡大する
モニターが「すごくリラックスできた」「心が開放されました」と感想をくれたら、その感想をSNSやホームページでシェアしましょう。
クライアントさんは他の人の体験談や評価を見て、信頼できるかを判断することが多いため、ポジティブな感想を積極的に活用しましょう。
ただし、一度の情報発信だけでは期待感を高めるのは難しいので、何度も繰り返し情報を発信することが大事です。定期的にモニターからの感想や新しい情報を発信することで、クライアントさんに自分の活動を知ってもらい、興味を持ってもらえるでしょう。
ステップ5:リピーター・ファンを増やす
クライアントさんとの信頼関係を築き、リピート率と紹介率を高めていきましょう。最初よりも単価を上げて、あなたのブランドイメージも向上させてください。
最近は、多くの新しいお客さんを獲得することが難しい時代です。そのため、「一人ひとりのクライアントさんと長い関係を築くこと」が重要視されています。しっかりとした関係を築くことで、長期的なビジネスの成功を築けるはずです。
もちろん、このときでも毎日のスキルアップを忘れないでください。クライアントさんによって悩みやエネルギーの感じ方が違います。満足が行く結果を出せなかったときは、原因を追求して克服できるようにしましょう。
【事例】ヒーラー集客成功事例
ここで、私の起業塾の卒業生の事例を紹介します。山内さんは、自分が好きなヒーラーの仕事を長く続けるために起業塾に来られました。
ロングセラー起業講座受講生:山内さちこさん
多くの起業塾では、塾が終わったら売上が止まる・下がることが多いと聞きます。
そんな中、一過性のものではなく安定して経営をしていきたいと思っていたので、川越さんの「ロングセラー」のコンセプトがとてもピッタリで、これが受講の決め手になりました。
そして、受講後段階を追って売り上がるようになり、月商は100万円を超え、年商1300万円を達成しました。
一過性ではなく、「長く生き残れる起業家」になりたい人にとてもお勧めです。
叱る、無理させる、煽る、焦らせる、恐怖からさせる、混乱させる、ということがなく、着実に丁寧に階段を上らせてくださいました。
指導が本当に丁寧で、「どこまでフォローしてくれるんだ!」って思います。
【まとめ】ヒーラーとセラピストの違いについて
本記事では、ヒーラーとセラピストの違いについて次のことをお伝えしました。
- ヒーラーはエネルギーの受け渡しをする専門家で、一方のセラピストは自分でエネルギーを生み出す専門家である
- ヒーラーは宇宙・スピリチュアル要素が強く認知度が低めな一方、セラピストは健康促進・療法の要素が強く認知度が高い
- 「自分の力で人を幸せにしたい」という思いが強い人こそ、ヒーラー・セラピストに向いている
ヒーラーもセラピストも、人を癒すことに誠意を持って仕事しています。仕事を長く続けるためには、クライアントさんの悩みに寄り添って、悩み解決のために全力でサポートすることが必要です。
多くのクライアントさんを集めてクライアントさんの悩みを解決することは簡単ではありません。本ブログで、今後もヒーラーに関して役立つ情報をお届けするので、ぜひ参考にしてくださいね。
私のビジョンは、1人でも多くのヒーラーに「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
このほかにも、カウンセラー・セラピストのための集客に欠かせない秘訣をご紹介しています。
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