COLUMNコラム

カウンセラー・セラピストにとって、【ビジネス上、最も恐ろしい】たった２つのこと

カウンセラー・セラピストが開業後、
５年１０年と長続きする独立を支援するカウンセリング・コンサルティングをしている、川越恵です。

今回は、＜ビジネス上、最も恐ろしい２つのこと＞をご紹介します。

 

早速ですが、質問です。

【ビジネス上、最も恐ろしいこと】って、何でしょう？

①新規集客がうまくいかない
②リピーターが少ない
③モチベーションの維持
④事業計画が立てられない
⑤その他

どれだと思いますか？

「どれもこれも恐ろしいわ！！！」

と思われるかも知れませんが（確かにとても恐ろしいのですが＾＾；）、
最も恐ろしいことは①でも②でも③でも④でもありません。

⑤です。

 

（すみません。笑）

 

それは何かというと…

●　何が、自分のビジネス上、最も致命的なことなのか分かっていないこと　●

です。

もっと言うと、

●　全然致命的ではないことなのに、それを致命的なことのように取り扱うこと　●

です。

致命的でないことに「なんとかしなきゃ！」と思って、そう扱うと….どんなことが起こるか？

使うべきことに、時間と、労力、コストが使えなくなります。

 

小さな会社や個人事業では、
気になることを「あれもやってこれもやって」とやり出すと、
時間もお金も、全然足りません。

売上が上がらない原因は、
【最もやるべきところに一点集中して、時間と労力をかけていない】ことがほとんどです。

 

そして、最もやるべきところとは、規模がある程度の大きさになるまでは、

 

Ａ、成果（売上）に最も影響のある部分を伸ばしまくる
Ｂ、成果（売上）に全く繋がらない部分を辞める

この２つだけです。
話が逸れてしまったので、戻しますね。

 

何が、自分のビジネス上、最も致命的なことなのか分かっていないと、
全然致命的なことではないのに、それを致命的なことのように取り扱ってしまいます。

 

そうすると、ＡでもＢでもない枝葉のことにばかり、時間や労力、コストを投入することになります。
売上も上がりにくく安定しませんし、疲弊し、ビジネスの継続が難しくなります。

ぜひ、ＡとＢに力を注いでいってくださいね＾＾

ビジネス上、最も恐ろしい「２つ」のことなので、その２つ目は何かというと…

 

それは、シンプルに

●　打つべき手が全てなくなること　●

 

もっと言うと

●　打つ手がないと決めて付けて、「何かあるはずだ」と考えることを放棄すること　●

です。

成果を上げる（≒売上を上げる）上で、やった方がいいことは沢山あります。
そして、【本当にその人が集中すべきこと】は多くはないケースがほとんどです。
（むしろ、一点集中すべきところに注力せず、行動が分散していることが、成果が上がらない主な原因です）

 

ビジネス（事業を行うこと）は、人間の人生と同じです。
凄く調子のいいときもあれば、スランプに陥るもあります。
そして、何故か上手くいかないことがあると、それが続くこともしばしば・・・。
上手くいかないことが続くと、時に人は、

「自分はもうダメなんだ」
「才能がないんだ」
「向いてなかったんだ」

 

などと思って、勝手に諦めてしまうことがあります。

私は毎月、振り返り―それを元にプランニングということを行うのですが、
昨年の12月は、売上目標が達成出来ない予定でした。
何故かというと、
目標を達成するために出来るアクションを、し尽してしまっていた、
し尽したにも関わらず、数字に繋がらなかったからです。

「やれることが、もうない」
「打てる手がない」

このときは本当に絶望しました。

だからこそ
【まだ、やれることがある】

ということが、どれほどありがたいことなのかを知っています。
上手くいかないことが続いたり、やることが沢山になったときは、思い出して下さい。
まだ、やれることがあるということは、改善できるということです

 

ちなみに、１２月はいろんなミラクルが起こって、結局目標を達成しました。
最後の最後、２３時５９分まで、何が起こるか分かりません。
もし「打つ手を打ち尽くして、やれることがなくなった」と思っても、
「何かあるはずだ」と【ある前提】で考えたり、探したり、アドバイスをもらったりしてみて下さい。
本当に「打てる手がない」なんて状態は、そうありません。
勝手にそう思いこんでしまっていることが、ほとんどです