COLUMNコラム

カウンセラーが「メールカウンセリング」をすると失敗する原因と解決策

特に自宅で開業する場合、「メールカウンセリング」はしてはいけません。

 

カウンセラー、セラピスト業のメリットとして「固定費が０でもはじめられる」
「自宅で出来る」という点がああります。

ただ、自宅で開業することを検討する場合、資格をとったり、
メールや電話カウンセリングをしようと考えている方が多いですが、

これは経営的に失敗しやすいのでオススメしません。

「え！」と思われたかもしれませんが、安心しください。
では、自宅で開業を考えているカウンセラー、セラピストさんが月２０万〜１００万くらいを目指す場合、どのように取り組むのがよいか？しっかりご紹介します。

 

❶自宅で開業する場合、資格が重要でない理由

場所が自宅でも、オフィスやカウンセリングルームを構える場合でも、
自身で開業してカウンセラーやセラピストをする場合、重要なのは
「ビフォーアフターのハッキリ分かる、熱量の強いお客さんの声」です。

ほとんどのカウンセラーは「産業カウンセラー」「NLP」「メンタルヘルス」など、取得したものや認定されているものを前面に押し出していますが、それを打ち出しても経営にはそこまで影響はありません（知識、技術が確かなものであることは重要です）。

逆の立場に立ったら分かるかと思いますが、お客さんは

「その資格があるなら受けよう！」

とは思わないからです。

きちんと「ここに行けば、変われる（得たい状態になれる）」とお客さんに伝われば、集客やセールス（リピート、契約）で困ることはまずありません。

 

❷開業後、具体的に何に手をつければいいのか？

これは明快で「適切な対象」を決めることです。
よく「ターゲットを決めましょう」と言われますが、決め方が適当な場合が多いです。
決め方までを指南しているケースが少ないのもあるかも知れません。

自宅で開業して、カウンセラー、セラピストをするとなると、もちろんどこかに所属しているわけではありませんから、基本的には無名でのスタートです。
業界的には有名になったとしても、お客さん（見込み客）に知れ渡るほど有名になることは非常に稀です。

「無名だとしても選ばれる土壌」で勝負をする必要があります。
ザックリした表現になりますが

１、悩みが浅い＝対象（見込み客）も多い＝大手企業向き
２、悩みが深い＝対象（見込み客）は少ない＝個人でも勝負しやすい

ということになります。

また、「１」を対象にした場合、基本的に一人あたりのお客さんの単価は安くなることがほとんどなので（今回は理由は割愛します）、月２０万〜１００万を売上るとなると、とにかく多くのお客さんにカウンセリングを提供することになります。
大量に集客すること、大量にセッションを提供すること、大量の事務対応をすること、どれも個人でするには人手が足りません。

ですから「２」の悩みが深く、自分の人生をよくするために、「解決したい」という欲求の深い人を対象にします。
この層の人たちは、お金持ちでなくても、解決のためにお金や時間を使おうという気概が強いので、「ここに来れば解決できる」と伝われば単価はあまり気にしません。

メールや電話カウンセリングをおすすめしなかった理由は、ここにあります。
初回カウンセリングに集客して、その際「ここに来れば解決できる」というイメージを持ってもらうためには、しっかり関係性を築く必要があります。

セールスがあまり得意ではない場合、電話やメールでイメージをしてもらうことは非常に困難です。
対面・またはSkypeで提供して、しっかり顔の見える環境で信頼関係を築けるようになってから、慣れたら電話で提供するのはありかも知れません。

ちなみに、特に深い悩みの例というと
婚活、セックスレス、DV、浮気・不倫、再婚を繰り返す、恋人の携帯を見てしまう、付き合っても長続きしない　などが一例です。

 

❸開業後、具体的な対象が決まったら

「その対象の抱えている問題を解決した」事例を作っていきます。
初期は、とにかくこれが重要です。
事例がない内にブログを書いたりメルマガを書いたりするのは、集客力が非常に弱いので非常に勿体ないです。

カウンセラー、セラピストとして開業、起業する場合、軌道に乗るまでは
費用対効果は無視して「事例」を作ることに集中しましょう。

この事例が強力であればあるほど（ビフォーアフターが明確であるほど）、勝手にあなたを宣伝してくれる材料になります。