心理カウンセラーと心理セラピストの違い|種類や資格、年収を解説【ヒーラー・セラピスト専門コンサルタント監修】
「心理カウンセラーとして活動したいけど、心理セラピストとどう違うの?」
「心理カウンセラーとセラピストのどちらで売り出せばいいのかわからない」
「カウンセリングで多くの人を支援し続けるコツを知りたい」
心理カウンセラーと心理セラピストも、カウンセリングを通じてクライアントさんの悩みを解決する仕事です。なかには「潜在意識カウンセラー・セラピスト」のように、2つの肩書きを名乗る人もいます。
結論をお伝えすると、私の起業塾の卒業生を思い返す限り、悩みの解決方法や目的に大きな違いがあります。それ以外は似ている部分が多い印象です。
この2つの違いが曖昧なことで、自分のコンセプトを決めかねている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、カウンセラー・セラピストが5年10年と持続可能な起業を実現するための専門コンサルタントである私、川越恵(かわごえ めぐみ)が、心理カウンセラーと心理セラピストの違いを徹底解説。
心理カウンセラーと心理セラピストの違いについて次のポイントをお伝えします。
- 心理カウンセラーと心理セラピストの違いは「問題の解決方法」にある
- 心理カウンセラーと心理セラピストにオススメな資格9つ
- 心理カウンセラー・セラピストがスキルを上げて収入を増やすための5ステップ
本記事を読むことで、あなたが心理カウンセラーや心理セラピストを目指すときのヒントを得られたら嬉しいです!ぜひ最後までご覧ください。
ロングセラー起業コンサルタント川越 恵
内定先の倒産をきっかけに起業し、社会貢献事業を含めた3つの事業を在宅経営中。起業して約11年。
著書に『口コミ集客で「一生愛される起業家」になる方法』があり、発売後7日で増刷し、ベストセラーに。
「煽らない、売り込まない、自分の心に嘘をつかない」を合言葉に、クライアントに感謝される「ロングセラー起業」を伝える。
目次
心理カウンセラーと心理セラピストの違いは「問題の解決方法」にある
さっそく、心理カウンセラーと心理セラピストの違いについてお伝えします。両方とも、カウンセリングを通じてクライアントさんの悩みを解決する仕事であることは共通しています。
私が考える両者の決定的な違いは、ずばり「クライアントさんの悩みの解決方法」です。
簡単に伝えると、心理カウンセラーはカウンセリングそのもので問題を解決します。一方のセラピストは、リラクゼーションや自然治癒を使います。
これらの具体的な方法について、今から詳しく説明していきますね。
カウンセラーは「カウンセリング」
心理カウンセラーは、カウンセリングでクライアントの心理的な問題を解決します。
カウンセリングを通じて、クライアントさんとの対話を通じて悩みの根本原因を探り、原因の対処方法や今後の課題を共有します。
カウンセリングの目的は、クライアントさんが「自分自身の力で」問題を乗り越えられるよう支援することです。カウンセラーはあくまでも支援、サポートの役割が強いです。
セラピストは「リラクゼーション・自然治癒」
一方のセラピストは、リラクゼーションと自然治癒を促進する施術を提供し、クライアントの心身のバランスを整えます。
セラピストもクライアントさんの悩みの原因を探るためにカウンセリングを行います。なかにはカウンセリングの後にリフレクソロジーなどの健康促進に関する施術を用いて、身体の緊張をほぐす人もいます。
セラピストの役割は、クライアントさんにリラクゼーションや自然治癒力を提供することを重視し、クライアントさんの心身の健康を総合的にサポートする役割です。
カウンセラーが「クライアントさん自身で」問題を解決させるのに対して、セラピストは「セラピストの施術で」クライアントさんにリラックスや活力を与えるイメージです。
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「カウンセラー・セラピスト」の両方を肩書きにするメリット・デメリット
ここまでをご覧になって、心理カウンセラーとセラピストの違いがある程度は理解できたのではないでしょうか。
しかし、世の中には「色彩心理カウンセラー・カラーセラピスト」のように、両方の肩書きを名乗る人も少なからずいます。
2つの肩書きを並べることは一見便利そうに思えますが、メリットとデメリットの両方があります。今後の活動方針を決めるためにも、参考にしてみてください。
メリット
- 幅広いクライアント層に対応できる
- 専門性をアピールできる
- さまざまなサービスを提供できる
デメリット
- ターゲット層を絞りにくい
- スキル取得に時間と費用がかかる
- 役割を混同しやすい
まずは、自分のコンセプトや「自分がなりたい像」を明確にしましょう。カウンセリングでクライアントさんをサポートしたい場合はカウンセラーがよいかと思います。また、セラピーを使いたいと考える場合はセラピストがよいでしょう。
さらに、カウンセラーやセラピストの枠を超えて、「○○コンサルタント」「○○コーチ」の肩書きで活躍する人もいます。自分のやりたいことやミッションに合った肩書きを選び、活動を始めてくださいね。
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心理カウンセラーと心理セラピストにオススメな資格9つ
心理カウンセラーと心理セラピストも、クライアントさんの心理的な悩みを改善させる仕事です。
これらの仕事を始めるためには、次の9つの資格を取得することで、求人採用に有利になるほか、クライアントさん対応に役立つスキルをカリキュラムに応じて学べるメリットがあります。
- 【国家資格】公認心理師
- 【民間資格】臨床心理士
- 【民間資格】カウンセリング心理士(旧:認定カウンセラー)
- 【民間資格】臨床発達心理士
- 【民間資格】プロフェッショナル心理カウンセラー
- 【民間資格】産業カウンセラー
- 【民間資格】メンタル心理カウンセラー®
- 【民間資格】メンタル心理インストラクター®
- 【民間資格】心理カウンセラー
- 【民間資格】色彩検定
- 【民間資格】アロマテラピー検定
心理カウンセラーや心理セラピストに必要な資格に違いはありません。なかには色彩検定やアロマテラピー検定のように、プラスαの知識のために資格を取る人もいます。
また、カウンセリングやセラピーに役立つ資格だけでなく、独学でマーケティングスキルや営業スキルを学ぶ人もいます。
まずは自分のカウンセリングやセラピーに直結する資格を取得して、足りないスキルがあれば追加で学ぶとよいでしょう。
紹介した9つの資格について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
心理カウンセラーとして独立開業するときに役立つ資格9つ【カウンセラー専門コンサルタントが解説】
心理カウンセラーと心理セラピストの収入事情
心理カウンセラーも心理セラピストの年収相場にとくに違いはありません。強いて言えば、心理カウンセラーの方が求人案件が多く、心理カウンセラーの需要がある印象です。
しかし、人によってはどちらの肩書きでも年収相場を大きく超えることも可能です。詳細についてこれからお伝えします。
心理カウンセラーの年収相場
心理カウンセラーの年収は雇用形態によってさまざまです。副業カウンセラーであれば年収30万~100万円前後、雇用カウンセラーであれば年収250万~500万円となります。
また、産業カウンセラーや婚活カウンセラーなどのジャンルによっても違いはあります。募集先企業の業績や民間企業か病院などの法人団体でも、年収相場は大きく違ってくることを覚えておいてください。
心理セラピストの年収相場
心理セラピストの年収相場も雇用形態やジャンルによって違いはありますが、基本的には心理カウンセラーとほぼ同じといってもよいでしょう。
しかし、心理カウンセラーの方が心理セラピストよりも求人案件が多いです。募集が不定期とはいえ、カウンセラーの方が一般企業や学校、病院施設の求人ニーズがあるからです。また、心理カウンセラーの方が認知度が高いのも案件が多い理由といえます。
個人事業主であれば年収1,000万円以上も可能
しかし個人事業主で成功すれば、心理カウンセラーでも心理セラピストでも年収1,000万円以上の売れっ子になることも夢ではありません。
彼らは1対1の1時間数千円のカウンセラーやセラピーで稼ぐよりは、次のような方法でクライアントさんを獲得していることが多いです。
- ○○セラピー6か月コース 50万円
- ○○カウンセラー養成セミナー 60万円
- 自己肯定感アップのための講演会 2万円
このように長期期間のサポートを売り出したり、その道のプロとして養成講座や講演会を開いている人が多いです。しかし彼らは最初からこのように高額な案件や講師業から始めたわけではありません。
今からお伝えする地道な努力とファンを大事にする姿勢を続けたことで、年収1,000万円超えのカウンセラーやセラピストになれたのです。
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心理カウンセラー・セラピストがスキルを上げて収入を増やすための5ステップ
ここからは、心理カウンセラーやセラピストがスキルを上げて収入を増やすための手順をお伝えします。
もちろん、すでに開業した方でも役に立つ情報ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
ステップ1:カウンセリングや施術のスキルアップ
まずはカウンセリングに役立つスキルを身につけましょう。多くの人はカウンセリングスキルの取得のために、カウンセリングや心理学に関する資格を取っています。
活動ジャンルによっては、これらの資格は必須でないこともありますが、正しいカリキュラムに沿ってスキルを学ぶには資格取得が効率がよい場合もあります。
また、クライアントさんをリラックスさせたり心理状態を理解しやすくするためにも、リラクゼーションやセラピーに関するスキルを取得するのもオススメです。
さらに起業家として、マーケティングスキルや営業スキル、税金や財務に関するマネースキルも学ぶ必要があります。これらは本や動画、先輩起業家の話から学んでもよいでしょう。
ステップ2:モニター獲得
モニター獲得とは、商品やサービスを試しに使ってくれる方を募集することです。モニターという名の「小さなテスト販売」をすることで、それが口コミ集客へとつながっていきます。
モニターは、直接の友人や知り合いに「無料体験」などで募集するのがよいでしょう。知り合いではない方がよい場合は、SNSやブログ、ココナラなどのスキルマーケットで募集してもOKです。
SNSやブログは、資格の取得と同時に始めましょう。「まだ開業していないのに……」と不安に思う人もいるかもしれませんが、SNSやブログはターゲットの悩みをリサーチするのにオススメです。
資格勉強のアウトプットになったり、自分のカウンセラーやセラピストの理想像が見えるメリットもあるので、ぜひSNSとブログをフル活用してくださいね。
ステップ3:モニターから熱量のある感想をもらう
その後、参加者の方から「熱量のある感想」をもらい、それをSNSやブログで紹介します。(熱量ある感想をもらうためには、質の高いサービスの提供が大前提です!)
心理カウンセリングやセラピーは成果が目に見えないため、信頼性を伝えるのが難しいこともあります。そのため、このような無形のサービスは信頼性に欠けると感じる人もいます。
そこで必要になるのが、モニターからのリアルで熱量のある感想や口コミです。
多くのカウンセラーやセラピストがこの感想の収集に十分な注意を払っていないのが現状です。これらの感想はあなたのイメージを築く重要な要素になります。
カウンセリングや施術が終わった後は必ず、「どの悩みが、どう好転したのか」が具体的にわかる感想を集めてください。モニターの感想は、カウンセラー・セラピストとしての信頼性や顧客獲得に大いに役立ちますよ。
ステップ4:その感想をもとに集客を拡大する
モニターが「心が開放されました」「マイナス思考の自分とサヨナラできた」と感想をくれたら、その感想をSNSやホームページでシェアしましょう。
クライアントさんは他の人の体験談や評価を見て、信頼できるかを判断することが多いため、ポジティブな感想を積極的に活用しましょう。
ただし、一度の情報発信だけでは期待感を高めるのは難しいので、何度も繰り返し情報を発信することが大事です。
定期的にモニターからの感想や新しい情報を発信することで、クライアントさんに自分の活動を知ってもらい、興味を持ってもらえるでしょう。
ステップ5:リピーター・ファンを増やす
クライアントさんとの信頼関係を築き、リピート率と紹介率を高めていきましょう。最初よりも単価を上げて、あなたのブランドイメージも向上させてください。
最近は、多くの新しいお客さんを獲得することが難しい時代です。そのため、「一人ひとりのクライアントさんと長い関係を築くこと」が重要視されています。
しっかりとした関係を築くことで、長期的なビジネスの成功を築けるはずです。
もちろん、このときでも毎日のスキルアップを忘れないでください。クライアントさんによって悩みのジャンル、リラックスできる環境が違います。クライアントさんが満足できる結果を出せなかったときは、原因を追求して克服できるようにしましょう。
廃業経験者も年収1200万円を達成した「リピートされる集客方法」
【事例紹介】カウンセラー・セラピスト集客成功事例
最後に事例として、私の起業塾の卒業生を紹介します。紹介する心理カウンセラー・セラピストの橋津さんは、自己流で経営して集客がうまくいかず、今後の方向性について悩んでいたうちの一人です。
ロングセラー起業講座受講生:橋津和枝さん
私は、心理セラピストとして活動し始めた当初から、ずっと自己流でなんとかやってきました。けれど、やはりそこには限界があり、自分一人では方向性に迷いもありました。
もし川越先生との出会いがなければ、廃業していたかもしれません。川越先生の本質論なら、私の迷いを解消してくれるだろうと確信しました。
そして、信頼に値する的確なアドバイスをいただけたことに、感謝しかありません。1か月間で10名の方からご契約をいただけるようになりました。
数字的な満足度はもちろんですが、私が感じる川越先生の一番の魅力は、課題としていることに対して無理のない戦略を立ててくれることです。
今後は、新たな切り口のプログラムを新規客に提案し、現在の顧客が求めるであろう、さらなるサービスを展開していきたいと思っています。
【まとめ:1分で要約】心理カウンセラーと心理セラピストの違いについて
本記事では、心理カウンセラーと心理セラピストの違いについて次のことをお伝えしました。
- 心理カウンセラーと心理セラピストの違いは「問題の解決方法」にある
- 心理カウンセラーはカウンセリングをメインにして、クライアントさんが自分で問題を解決できるように助言やサポートを提供する
- 心理セラピストはカウンセリングでクライアントさんの性格や悩みを理解した後、リラクゼーションを通じて心身のストレスを軽くする
カウンセラーもセラピストも、クライアントさんの悩み解決のために誠意を持って仕事しています。仕事を長く続けるためには、クライアントさんの悩みに寄り添って、全力でサポートすることが必要です。
多くのクライアントさんを集めて悩みを解決することは簡単ではありません。本ブログで、今後もカウンセラーやセラピストに役立つ情報をお届けするので、ぜひ参考にしてくださいね。
私のビジョンは、1人でも多くのヒーラーに「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
このほかにも、カウンセラー・セラピストのための集客に欠かせない秘訣をご紹介しています。
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