公認心理師に開業権はある?開業ルートや開業後の集客のコツについて詳しく解説
「公認心理師として開業したいけど、具体的な方法がわからない」
「今から公認心理師の資格を取りたいけど、まだ間に合う・・?」
「開業した後、お客さんがしっかりとついてくれるかも不安・・」
今この記事を読んでいる方は、公認心理師としての独立を考えている(または今から資格を取りたい)ものの、具体的な開業イメージが湧かずお困りなのではないでしょうか。
公認心理師は2015年に公認心理師法が公布され、2018年にはじめて公認心理師試験が実施された非常に新しい資格ですので、本記事では、どうすればその資格を活かして「公認心理師の開業」できるのか、次のポイントを中心にお伝えします。
- 公認心理師の開業権や開業手順
- 公認心理師の開業場所や年収のリアル
- 経営を軌道に乗せるための集客ステップ
公認心理師のほとんどは、誰かの悩みに寄り添う「カウンセラー」として活動しています。
今回、公認心理師の記事を書いている理由も、わたし自身がカウンセラーさんに人生を救われているからです。(1度や2度でなく、何度も救われています・・)
「うつ」をはじめ、小中学校でのいじめのトラウマや最も大切な人との別れ(喪失)などで、生きづらさを感じる度にカウンセラーさんに助けて頂きました。
そのような辛い経験をきっかけに「自分も誰かの役に立ちたい」と思うようになり、さまざまな経験を積んだ後、今では「ロングセラー起業講座」を主催しています。カウンセラーさんをはじめ、さまざまなビジネスの集客のお手伝いをしています^^
カウンセラーは、誰かの人生を豊かにする本当に素晴らしいお仕事です。
開業を検討している方の多くは、「自分のカウンセリングで、生きづらさを抱える人の力になりたい」と思っているのではないでしょうか。
「周りから愛されるカウンセラーの先生」が増えるということは、それだけ多くのお客さんが幸せになっているということ。
そのような状態が現実になるように、これまで1,000人以上のお客様のお手伝いをしてきた私が、「公認心理師の開業」について全力で書いていきますね!
ロングセラー起業コンサルタント川越 恵
内定先の倒産をきっかけに起業し、社会貢献事業を含めた3つの事業を在宅経営中。起業して約11年。
著書に『口コミ集客で「一生愛される起業家」になる方法』があり、発売後7日で増刷し、ベストセラーに。
「煽らない、売り込まない、自分の心に嘘をつかない」を合言葉に、クライアントに感謝される「ロングセラー起業」を伝える。
目次
【結論】公認心理師には開業権あり。むしろ資格がある方が有利
結論として、公認心理師として開業は可能です。「公認心理師」の資格試験は2018年に初めて行われ、心理系としては国内唯一の国家資格となっています。ただ、国家資格は「開業権がない」ケースが少なくありません。たとえば、看護師や理学療法士は国家資格ですが、開業することは認められていません。
そのため、「じゃあ公認心理師も開業できないのでは・・?」と思う方もいるのではないでしょうか。でも大丈夫。公認心理師に開業権はあります。むしろ、資格があった方が有利です。
お伝えしたように、公認心理師は、心理系で日本唯一の国家資格です。そのため、資格があるだけで「国家資格を持っている先生」と思ってもらえます。知識やノウハウはもちろん、お客さんからの社会的信用が一気に高まるでしょう。
公認心理師の資格を取得し、開業するまでのルートは3つ
では、気になる公認心理師の開業ルートについて見ていきましょう。国家資格ですので、大学や専門学校を修了しなくてはならず、資格取得までのハードルは高いです。ただ、資格さえ取ってしまえば、開業は意外と簡単。具体的なルートは以下の2つです。
- ルート1. 5年の実務経験で受験資格を得られる「Gルート」
- ルート2. 大学や専門学校→大学院→試験合格→開業
- ルート3. 大学や専門学校→2年の実務経験→試験合格→開業
ルート1. 5年の実務経験で受験資格を得られる「Gルート」
公認心理師国家試験には、「Gルート」と呼ばれる方法があります。公認心理師の資格自体が2017年に始まったことに伴い、以下のような人に対して、その救済措置として認められています。
- すでに心理職として働いている人
- 大学や大学院で心理学を専攻していない人
上記のような人でも、「5年間の実務経験」を積めば、公認心理師の受験資格を得ることができます。
「公認心理師の資格を取りたいけど、年齢も年齢なので、今更大学にいくのはちょっと・・」「趣味的に少しだけカウンセリングを経験したことがある」という人は、ぜひこの特例を活用してみてください^^
ルート2. 大学や専門学校→大学院→試験合格→開業
1つ目は、大学院を経て開業するルートです。大学または専門学校で必要科目を学び、そのまま大学院でも同じように必要科目を学びます。たとえば、以下のような科目があげられます。
【大学の場合】
- 公認心理師の職責
- 心理学研究法
- 発達心理学etc…
【大学院の場合】
- 保健医療分野に関する理論と支援の展開
- 教育分野に関する理論と支援の展開
- 福祉分野に関する理論と支援の展開
大学で全体像を学び、大学院で専門性を高めていくというイメージですね。大学院を修了したら、国家試験を受験します。合格したら、いつでも開業ができるようになります。
ルート3. 大学や専門学校→2年の実務経験→試験合格→開業
2つ目は、2年の実務経験を経てから開業するルートです。ルート1と同じように、大学で必要科目を学びます。その後、大学院には行かず、「2年の実務経験」を積むことで、受験資格を得られます。
2年の実務経験といっても、心理に関連する場所であればどこでも良いわけではありません。メンタルクリニックや福祉施設、少年鑑別所など、厚生労働省が定める「所定の施設」で2年間働く必要があります。
2年の実務を経験することで、受験資格を得られます。試験に合格したら、いよいよ開業です。
期間については、大学院も同じく2年間なので、ルート1とルート2、どちらでも変わりません。自分自身の目標や学びたいことと照らし合わせて、最適なルートを選ぶことが大切です。
実務経験を積める施設については、厚生労働省の公式HPで公開されています。ぜひご参考ください^^
【参考】公認心理師法第7条第2号に規定する認定施設 | 厚生労働省
資格を取得したら、あとは開業届を出すだけ
資格を取得したら、いよいよ開業です。(すぐに開業せずに、もう少し現場経験を積んでもOKです)
では、どのように開業すれば良いのか。実は「開業届」を出すだけなんです。
開業届とは、「個人事業の開業・廃業等届書」といい、個人として開業する際に「自分で事業をしています」と届け出る書類のことです。自分の住んでいる地域を管轄する税務署に提出します。
公認心理師として開業すると「個人事業主」となるため、毎年の確定申告をしなければなりません。税金面で損しないためにも、会計や税務を勉強しておくことをオススメします。
ここで節税ポイントを一つだけお伝えすると、開業届を書く際は、必ず「青色申告」を選びましょう。あえて「必ず」と言いましたが、節税面において青色申告は重要です。
その他にも、開業届を提出する際に気をつけるべき点はいくつかあります。詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください^^
【関連】カウンセラーで独立するなら開業届は必須!書き方や開業後の集客ノウハウも解説
どこで開業するべき?公認心理師としてカウンセリングを提供する3つの方法
「公認心理師に開業権があることはわかったけど、どこで開業すればいいの?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。公認心理師としてカウンセリングを提供する場所としては、次の3つがあります。
- 自宅やマンションの一室を使う
- テナントを借りて出店する
- コワーキングスペースを借りる
1. 自宅やマンションの一室を使う
1つ目は、自宅やマンションの一室を使う方法です。これまで多くの方にコンサルを行ってきた私の経験から見ると、ほとんどのカウンセラーはこの方法を選んでいます。
個人事業主は、自宅を事務所として利用できるため、自分の一室を「カウンセリングルーム」としてしまえばOKです。(賃貸の場合は大家さんの確認が必要です><)
自宅やマンションでの開業には、次のようなメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- 初期投資が抑えられる
- 時間を有効活用できる
- 廃業時のリスクがテナントよりも低い
【デメリット】
- 自宅なので認知までに時間がかかる
- 家族や同居人がいるとお客さんのプライバシー保護をしにくい
- プライベートと仕事のメリハリがつきにくい
内装費がほとんどかからないため、初期費用を大幅にカットできます。通勤時間もないため、その分時間的余裕が生まれるでしょう。一方、店舗とは異なり「自宅感」が出過ぎるというデメリットもあります。お客さんから認知されるまでに時間がかかったり、公私混同しやすいなどの留意点もあるので、ある程度の工夫が必要です。
2. テナントを借りて出店する
2つ目は、飲食店のように「テナント」を借りて出店する方法です。公認心理師カウンセラーの場合、「カウンセリングルーム」として使えそうなテナントを探すことになります。メリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- お客さんのプライバシーを保護しやすい
- 出店場所を選べる
- 自宅よりも認知が早い
【デメリット】
- 初期投資が大きい
- 管理が増える
- 廃業時の費用がかさむ
テナントは、自宅と違って「お店らしさ」を出せるのがメリットです。店舗物件なのでお客さんのプライバシーを守ることもできます。ただ、物件取得費や内装費など大きなお金がかかるのがデメリットです。店の掃除や各種手続きなど管理の手間も考慮しなければなりません。
3. コワーキングスペースを借りる
3つ目は、「コワーキングスペース」を借りる方法です。
ひと昔前では考えられませんでしたが、新型コロナの影響による「オンラインカウンセリング」の需要増加で、自宅からオンラインでカウンセリングを提供する人が急増しました。
ただ、オンラインでカウンセリングを行う場合、特定商取引法によって住所を公開しなければなりません。
そのため、「オンラインカウンセリングを主軸にしたいけど、自宅の住所は公開したくない」という方は、コワーキングスペースがオススメです。対面でカウンセリングをしたい場合でも、その施設の会議室を借りれば問題ありません。
店舗によって異なりますが、月額1〜2万円で使い放題としているコワーキングスペースも増えています。「自宅感を出したくないけど、店舗を借りる程のお金もない・・」という方はぜひ検討してみてください。
テナントを借りるよりは圧倒的に安く済みますよ^^
公認心理師は稼げる?気になる「年収」とは
「そもそも、公認心理師って稼げるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。結論ですが、公認心理師は稼げます!(条件はありますが・・)
なぜそう言えるのか、ここでは、公認心理師が稼げる理由について掘り下げていきます。
独立開業なら年収1,000万円も夢ではない
「公認心理師は稼げる!」とお伝えしましたが、それは独立した場合に限ります。社員として雇用された場合の平均年収は400万円程度と、決して高くはありません。一方、自分で独立した場合は、1,000万円も夢ではありません。
起業すると、頑張れば頑張った分だけ稼ぐことができます。(赤字になるリスクを負う覚悟も必要ですが・・)
「公認心理師」の資格をもっていれば、周囲からの社会的信用が高まるので、お客さんも付きやすくなるでしょう。
これまでのキャリアも収入に直結する
公認心理師という仕事は、これまで歩んできたキャリアが収入に直結しやすいです。先ほどのように、資格そのものに箔が付きやすいのは間違いありません。ただ、資格取得してすぐに開業した場合と、資格取得後、施設でキャリアを積んでから開業した場合では、後々の収入が大きく変わってきます。
どんな仕事でもそうですが、現場には「現場で働かないと身につかない知見やスキル」がありますよね。現場経験を積むことで自分の技術が磨かれ、お客さんから信頼してもらいやすくなるのです。もし時間的余裕がある場合は、一度社員としてキャリアを積んでみるのも良いでしょう。
カウンセラーの収入については「開業カウンセラーの現実」という記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください^^
【関連】開業カウンセラーの現実とは!?カウンセラー専門集客コンサルタントが徹底解説
公認心理師は将来性のある職業
公認心理師は、将来性のある職業といえます。なぜなら、最近の日本では、心に問題を抱える人が年々増加しているからです。
情報量が増えたことで人々の生活スタイルが変わったり、そもそもの社会構造が変化したりと、ストレスを抱えやすい世の中になっています。厚生労働省の調査によれば、「5人に1人が心の病にかかる」ともいわれています。
つまり、カウンセラーなど心理系の仕事が求められるということです。今後波が来るであろうカウンセラー需要に備えて、今のうちに資格を取ったり、開業したりと、準備しておくことをオススメします。
【参考】知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス | 厚生労働省
開業だけで満足するのはキケン!開業後、事業を軌道に乗せるための集客ステップを押さえておこう
公認心理師の開業ノウハウを紹介していますが、「開業するだけ」で満足するのはキケンです><。大切なのは、「開業した後、どうお客さんを獲得していくか」です。事業を軌道に乗せるまでには時間がかかりますが、粘り強く続けていれば、着実にお客さんはついてきます。経営を安定させるためにも、次の4つのステップを意識しましょう^^
- モニター獲得
- モニターから熱量のある感想をもらう
- その感想をもとに集客を拡大する
- リピーターさん、ファンを増やす
まずは、モニター(お試し利用)の獲得です。モニターという名の「小さなテスト販売」をすることで、それが口コミ集客へとつながっていきます。
モニターは、直接の友人や知り合いに「無料体験」などで募集するのがオススメ。知り合いじゃないほうがいい場合は、ホームページ上で募集してもOKです。
その後、参加者の方から「熱量のある感想」をもらい、それをホームページで紹介します。(熱意ある感想をもらうためには、質の高いサービスの提供が大前提です!)
そうすることで、ページを見た人から「この人のカウンセリングは良さそう」と思ってもらえます。そこから徐々に口コミが広がり、新規顧客の獲得につながるのです。
新規が付いてきたら、さらに集客を拡大させましょう。
集客拡大には、「紹介」と「ホームページ」が効果的です。
紹介の場合は、既存のお客さんに「お知り合いの方に興味のありそうな方はいらっしゃいませんか?」と声をかけます。「お友達への紹介で1,000円オフ」など、来客をうながすキャンペーンを打ってみても良いでしょう。
ホームページの場合は、先ほどの「熱意ある感想」を掲載します。それを見た人の中で、あなたのカウンセリングに興味を持つ人が一定数いるので、そこから来店をうながせます。ホームページについては、この後の章で詳しく解説しますね^^
売上が安定してきたら、さらにリピーターやファンを増やしましょう。リピーターを増やすには「顧客満足度」が重要です。お客さんに満足感を与えることで、「もっと利用したい」と思ってもらえます。
リピートしてもらうためには、お客さんとの「信頼関係」が大切です。信頼関係を築くのには時間がかかりますが、一人ひとりとしっかり向き合えば、あなたの口コミや評判が上がり、気づけばたくさんの人がファンになってくれますよ^^
以上が集客ステップとなりますが、必ずしも自然な流れでお客さんが来るとは限りません・・。
ときに営業(セールス)が必要になることもあります。そういった場合は、「セールスクロージング」のテクニックが必要です。詳しくは以下の記事をご参考ください^^
お客さんに好印象を抱いてもらい、スムーズに購買につなげるための方法を詳しくお伝えしています。
【関連】営業苦手なカウンセラーでもスムーズに商品が売れるセールスクロージング6ステップ【カウンセラー専門コンサルタント解説】
集客拡大にはホームページやブログがオススメ!公認心理師がWeb集客を行うべき理由
公認心理師としてカウンセリングを提供する場合、絶対にホームページを作るべきです。あえて「絶対に」といいましたが、それくらい集客においてホームページは重要なんです。(わたしも事業をしていますが、身に染みて実感しています・・)
ホームページの有無で「信頼度」がガラッと変わる
ホームページがあるのとないのとでは、お客さんからの「信頼度」が大きく変わります。ホームページがないと「どんなカウンセリングを受けられるのかわからない」「営業時間がわからない」など、お客さんも不安になってしまいますよね。
たとえば、初めての美容室にいくとき、「どんな人が髪を切ってくれるんだろう」「お店の雰囲気はどんな感じかな?」と気になって検索しますよね。そしてホームページを見るはずです。
誰もが検索しやすい「ホームページ」を持っておくことで、お客さんもあなた自身を信頼しやすくなります。
また、最近では「なにかあればネットで調べる」が当たり前になっています。ほとんどの人がスマートフォンで検索していることを考えると、ホームページは持っておくべきでしょう。
ホームページであなた自身の魅力を伝えよう
ホームページは重要ですが、あなた自身の魅力が伝わらなければ、お客さんの目をひくことは難しいでしょう。
加えて、カウンセリングはお客さんと1対1で行うため、あなた自身の「人柄」が重要になります。お客さんも、カウンセラーがどんな人なのか、自分と相性が良さそうか、を見ていますし気にしています。
あなた自身の雰囲気を伝えるためにも、カウンセリングに対する思いを伝える、笑顔のプロフィール写真を掲載するなど、「信頼され共感されるプロフィール」を記載しましょう。そうすることでお客さんにも安心感を与えられますよ^^
ホームページ集客については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひお役立てください。
【関連】カウンセラー必見!ホームページ集客について徹底解説【カウンセラー専門集客コンサルタント】
お客さんの悩み解決には「ブログ」がオススメ
余裕があれば、ホームページと並行して「ブログ」の運営がオススメです。ブログと聞くと、「アメブロ」や「はてなブログ」などがイメージしやすいでしょう。
ブログでは、お客さんの悩み解決に役立つ「記事」を公開できるため、そこから集客に誘導できます。カウンセラーがブログを運営することには、次のようなメリットがあります。
- お客さんの方から自分を見つけてもらえる
- 積み重ねていけば信頼関係が構築できる
- 無料もしくは低価格で始められる
ブログ記事はインターネット上に公開されるため、一度投稿してしまえば、あとはお客さん側から検索してくれます。質の高い記事であれば、GoogleやYahoo!などの検索サイトで上位表示され、さらに多くのお客さんがページに訪れるようになるのです。
また、質の高い記事を積み重ねることで、「困ったらこの人のブログを読もう」と思ってもらえます。信頼関係が積み重なれば、「実際にカウンセリングも受けてみたい」と思ってもらえるようになるでしょう。その結果、集客にもつながるのです。
低価格で始められるのも、ブログの大きなメリットです。サービスによっては無料で始められるものもあり、高くても1〜2万円程度でスタートできます。「できるだけ広告宣伝費を節約したい・・」という方にはうってつけです^^
ブログ集客のノウハウについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひお役立てください。
【関連】カウンセラー・セラピストがブログを使って集客する時に考えるべきポイント、注意すべきポイントとは?
認知を広げるなら「SNS」が有効
お客さんを付けるためには、あなたの存在を多くの人に認知してもらわなければなりません。認知を広げるためには「SNS」がオススメです。
SNSは拡散性(いわゆる「バズる」です)が高く、潜在顧客にアプローチしやすいというメリットがあります。実際、「ホームページやブログでしっかりと情報を公開しているのに、全然見てもらえない・・」というお悩みを持つ方は多いです。
そもそも、ホームページやブログがあるのに見てもらえないのは、誰もあなたのことを知らないからです。(悲しいかな、それが現実なんです・・)
認知を拡大するためにも、SNS集客はやっておくべきでしょう。アカウントを作成して簡単な内容を投稿するだけなので、ブログよりも負担は少ないです。片手間で始められる上に、新規への高いアプローチ効果が見込めます。
SNSといえば、FacebookやTwitter、Instagramなど・・色々なものがありますね。SNS集客の詳しい内容については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください^^
【関連】カウンセラー・セラピストがSNSを使って集客する時に考えるべきポイント・注意すべきポイントとは?
ホームページやブログ、SNSなど「Web集客」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事も要チェックです。カウンセラーがやるべきWeb集客を徹底解説しています。
【関連】失敗しないカウンセラー集客・お客さんの心に響くブログ記事について【集客コンサルタント解説】
【事例】カウンセラー集客成功事例
お伝えしたように、大切なのは「開業後、どう集客するか?」です。しかし、実際に成功している人を見てみないと、なかなかイメージをつかめないですよね。そこで本章では、カウンセラーとして集客に成功した方の事例をご紹介します。
目標を大きく上回る年商720万円を達成!
同じく私の塾生さんであり、カウンセラーとしてご活躍されている福本さんの事例です。今では目標を大きく上回る年商720万円を達成されています。
ロングセラー起業講座受講生:福本 宏さん
私には心理カウンセリングでの起業経験があります。当時は経営も鳴かず飛ばずで、うまくいきませんでした。
最終的にロングセラー起業講座のホームページにたどり着き、直感で「これだ」と思い入塾することに。
起業の失敗経験があったため不安が大きく、本当にこの先大丈夫なのかと思っていましたが、自信が持てるようになりました。川越さんは、その時々のレベルに応じた適切なアドバイスをしてくださいました。
起業を迷われている方や起業を始められた方、そして過去に上手く行かなかった方にオススメしたいです!ぜひ受講して、私のように不安を払拭して自信をもっていただけたらと思います。
【コラム】公認心理師は「臨床心理士」と何が違う?
公認心理師と似たような資格に「臨床心理士」があり、どっちがどっちかわからなくなっている人も多いかと思います。
両者の決定的な違いは、「国家資格か、民間資格か」という点です。公認心理師は国家資格ですが、臨床心理士は民間資格です。難易度でいえば、公認心理師の方がハードルが高いといえます。
また、資格を取得するためのルートも若干異なります。公認心理師は、大学と大学院の両方で専門カリキュラムを修了する、または、大学+2年以上の実務経験が必要です。
一方の臨床心理士は、大学+大学院のルートのみです。大学院を修了したのち、年に一度実施される認定試験を受け、合格することで、晴れて「臨床心理士」として活動できるようになります。
業務内容については、明確な区別はありません。いずれも、「医療」「教育」「産業」「福祉」「司法」などの分野で働くことができます。技術的な面でも明確な違いはありませんが、国家資格である公認心理師の方が社会的信用は高いといえるでしょう。
臨床心理士の開業についても、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご参考ください^^
【関連】臨床心理士として開業する方法は?事業を軌道に乗せるまでの集客ノウハウも解説
【まとめ】公認心理師の開業について
本記事では、公認心理師の開業について、以下のポイントを中心にお伝えしました。
- 公認心理師に開業権はある。むしろ資格がある方が社会的信用が高まりやすい
- 開業ルートは「Gルート(特例)」「大学→大学院→開業」「大学→2年の実務経験→開業」の3パターン
- 資格さえ取得してしまえば、あとは「開業届」を出すだけ
- 開業場所として「自宅やマンションの一室」や「テナント」がある
- オンラインカウンセリングの需要増加から「コワーキングスペース」を借りる選択肢もある
- お客さんを増やすなら、ホームページやブログ、SNSなど「Web集客」の同時並行がオススメ
公認心理師の開業ノウハウをお伝えしましたが、大切なのは「開業後、どう事業を継続していくか(お客さんを増やすか)」です。
いくつか集客テクニックもお伝えしましたが、本当に大切なのは、テクニックではなく「心と心のつながり」です。お客さん一人ひとりを大切にすることで、「一生愛されるカウンセラー」へとつながります。
本ブログでは、今後もカウンセラーをはじめ、「個人事業主として開業や集客をしたい」という方に役立つ情報をお届けし、サポートしていきます。
私のビジョンは、1人でも多くの起業家に「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
このほかにも、カウンセラー・セラピストのための集客に欠かせない秘訣をご紹介しています。
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