COLUMNコラム

フリーランスのカウンセラーは稼げる？気になる年収やリアルな業務内容をカウンセラー専門コンサルタントが解説

「フリーランスのカウンセラーとして活動したいけど稼げるか不安…」

「フリーランスのカウンセラーの年収相場はどれくらいなのだろう」

「フリーランスのカウンセラーになったら、どのように集客すればいいんだろう…」

今この記事を読んでいる方は、フリーランスのカウンセラーとして活動を始めようと考えているものの、実際にいくら稼げるのか不安になっているのではないでしょうか。

そこで本記事では、「フリーランスのカウンセラーの年収」について、次のポイントを中心にお伝えします。

1. フリーランスカウンセラーの年収のリアル
2. カウンセラーの開業ステップや具体的な方法
3. 経営を軌道に乗せるための集客ステップ

あなたが「周りから愛されるカウンセラー」になることは、多くのお客さんが幸せになることでもあります。

そのような状態が現実になるように、これまで1,000人以上のお客様のお手伝いをしてきた私、現役カウンセラー（公認心理師）の川越恵が「フリーランスのカウンセラーが抱えやすい悩みの解決方法」について全力で書いていきますね！

記事の後半では、集客を磨いて月商7桁を達成した卒業生の事例もご紹介します。ぜひご自身のカウンセリングスキルやキャリア向上にお役立てください＾＾

 

 

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【結論】フリーランスのカウンセラーは稼げる！でも…

「フリーランスのカウンセラーは稼げる？」

さっそく結論からお伝えすると、フリーランスのカウンセラーは、やり方次第で稼げます。

「やり方次第」という表現を使った理由は、あなたがどのようなカウンセラーを目指すのかによって違うからです。

例を挙げて説明すると、仮にあなたが1時間4,000円で1日3人をカウンセリングした場合は、1日の売上は12,000円です。1か月あたり20日稼働したときの月商は24万円になります。

そして単価を8,000円に上げたり、1日あたりのカウンセリング人数が5人に増えれば、月商はよりアップします。さらに個人案件と別に病院や企業と業務委託を結ぶと、固定収入も得られるようになります。

このように時間単価を上げてカウンセリング人数を増やせば、フリーランスのカウンセラーでも十分に稼ぐことは可能です。

でも稼げるようになるには、集客を成功させてリピート率を上げることが必須となります。集客方法や単価を上げるポイントについては、後で詳しくお伝えしますね！

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フリーランスのカウンセラーで開業した場合の年収や業務内容のリアル

フリーランスのカウンセラーが稼げることをお伝えしましたが、実際にどれくらいの年収なのかが気になるところですよね。

ここでは、フリーランスのカウンセラーのリアルな給料事情と業務内容についてお伝えします。

年収は10万～1,000万円以上も目指せる

フリーランスの年収相場はとても幅広いです。集客が上手くいっていない方や開業したての方だと、月の売上が1万円前後も珍しくありません。

一方、集客が軌道に乗った人気のカウンセラーにもなると、年収が1,000万円台という方も存在します。（後ほど、年収1,000万円を達成された方をご紹介します）

このレベルのカウンセラーは、実力あるカウンセラーとしてセミナーや講演会を定期的に開催したり、講師としてカウンセリング方法を指導する教室を開催する方が多いです。

ちなみに、業務委託の産業カウンセラーや心理カウンセラーの時給相場は3,000～4,000円。1日4時間勤務で月20日続けたとすると、月商は28万円ほどになります。

このように、フリーランスのカウンセラーの年収は、自分のスキルによって大きく変化してしまうことを覚えておきましょう。

稼ぐためには相応のスキルとキャリアが必要

カウンセラーでも年収1,000万円レベルを目指すことはできます。でも、年収1,000万円を実現するためにはさまざまな工夫が必要です。

まずは、カウンセラーに必要なスキルが必要です。実は年収1,000万円超えのカウンセラーでも、公認心理師や臨床心理士などのような大学院レベルの知識が必要な資格をもっている方は多くありません。

実際に現場で必要なのは、カウンセリング心理士（旧認定カウンセラー）や臨床発達心理士などのような民間資格に関する知識です。

そして何より稼ぐためには、カウンセリングに向いている性格かどうか、現場での実戦経験でキャリアを積むこと、カウンセラーに適した集客を学んでいるかが重要になります。

いきなり年収1,000万円に到達することは、まずあり得ません。（厳しい言い方ですが、事実です）

でもあなたが経験を積み、「カウンセラーとしてのあなた」というブランド力を磨いていけば年収1,000万円超えも夢ではありませんよ。

カウンセリング以外の業務も自分で対応する

ここで話を現実に戻すと、フリーランスのカウンセラーはカウンセリング以外の業務も自分でやらなければなりません。業務内容を挙げていくとキリがありませんが、たとえば次のような業務があります。

• 職場（カウンセリングルーム）の清掃
• 必要な物品の管理
• 家賃の支払い
• 顧客リストの管理
• 見込み顧客への集客
• SNSやホームページ、ブログの制作や更新
• 税金関係の処理

もちろんこれらの業務の中には、他人の手を借りて外注することもできます。しかし、開業1年目などで稼げていない方は、集客や経理を自分でやらなければいけません。

これらの業務を「カウンセリングに集中したいのに、面倒くさい…」と思う気持ちはわかります。とくにカウンセリング依頼がコンスタントに入って、「カウンセリングだけで1日が終わってしまった」という状況になると、なおさらこれらの業務を面倒に感じてしまいます。

しかし、起業当初はこのような地味で泥臭い仕事を疎かにしてはいけません。なぜならその面倒くさい気持ちが、お客さんに伝わってしまうからです。

最初は手書きで来訪のお礼メッセージを書いたり、地道に情報発信するなど、「非効率」なことをこなしていきましょう。このように手間暇かけたほうが、お客さんに想いが伝わりやすいのです。

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フリーランスカウンセラーの開業手順2ステップ

これからフリーランスのカウンセラーとして開業する方のために、開業手順について簡単にお伝えします。

1. カウンセリングのスキルを身につける

カウンセリングのスキルで必要なのは、お客さんの話を真摯に聞く傾聴の力や、これまでツラい思いをしてきたお客さんに寄り添うことです。

これらはすぐにできるようになるものではありません。スキルを身につけたいという方は、普段から家族や友人に対する接し方を意識して変えたり、相手に思いやりを持って接するようにしましょう。

また、カウンセリングの知識を得るために、カウンセリング関連の資格を勉強するのもよいでしょう。

• 臨床心理士
• 認定心理士
• 認定カウンセラー
• 臨床発達心理士
• プロフェッショナル心理カウンセラー

これらはあくまでも資格の一例です。あなた自身が身につけたい内容や働きたい場面に応じて、学ぶ資格を選びましょう。

ちなみに、臨床心理士と認定心理士は大学レベルの知識が必要になるので、無理に取ろうとしなくてOKです。他の民間資格でも、カウンセリングに役立つ知識は十分身につきますよ！

さらに、稼げるカウンセラーになるためには、心理学や心理療法に関する勉強を続けることが必須です。NLP心理学や交流分析（TA）、ゲシュタルト療法に関する本を読み、カウンセリングで本で得た知識を活かせるようにしておきましょう。

2. 開業届を提出する

カウンセラーにかかわらず、独立してビジネスを始める場合、開業届は必須です。

開業届は税務署に行って書くか、国税庁のHPから書面をダウンロードして書くか、どちらかを選びましょう。

ちなみに、屋号（個人事業主としての名前）をどうするかで悩む方も多いです。屋号は必須ではありませんが、あった方が何かと便利です。しかし、屋号に含めてはいけないワードもあるので、必ず確認しておきましょう。

屋号は個人事業主にとってのいわば「看板」なので、お客さんが覚えやすい名前をつけるのが一番ですよ。

ちなみに、地方で対面式のカウンセリングルームを開設するときは、企業名に「○○（地域名）カウンセリング」のように地域名を入れましょう。Googleマップの検索で表示されやすくなり、Google検索からの集客を見込めますよ。

 

気になるカウンセリングルーム（開業場所）はどこにすべき？

開業届を提出するときは開業場所、いわゆるカウンセリングルームの住所も決めなければなりません。主なカウンセリングルームの場所は、次の3つです。

• 自宅やマンションの一室を使う
• テナントを借りる
• コワーキングスペースを借りる

初期投資が抑えられて時間を有効活用できるのは自宅です。しかし、家族などの同居人がいらっしゃる場合は、お客さんのプライバシーが保護しにくくなるので注意してください。

そしてご自宅がマンションの場合、カウンセリングルームの場所が「○○マンション○○号室」になるのでお客さんにも認知されにくいことも覚えておきましょう。

これらのような問題を抱える方には、テナントやコワーキングスペースを借りるのもオススメです。

それぞれのカウンセリングルームの場所には、メリット・デメリットがあります。あなたが実際にその場でカウンセリングする場面をイメージしながら、自分に合った場所を選びましょう。

オンラインカウンセリングに適したカウンセリングルームを用意する

コロナウイルスの影響もあり、最近ではオンラインによるカウンセリングを提供するカウンセラーが増えています。

オンライン環境でも充実したカウンセリングをするためには、PCに設置するカメラ機器や照明器具、雰囲気が明るくなる家具や観葉植物はあった方がよいでしょう。

それに加えて、カウンセリング中の映像や音声がクリアな状態を保つためにも、ネット環境を整えることも大切です。

また、ネット出来る予約システム・決済システムの導入も必要となります。システムによって、月額料金やカレンダー機能、決済方法が異なるので、自分が使いやすいものを選びましょう。

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カウンセラーとして経営を軌道に乗せるための集客ステップ

フリーランスのカウンセラーとして開業した後、事業が軌道に乗るまでは、ある程度の時間がかかります。

しかし粘り強く続けていれば、着実にお客さんはあなたについてきます。経営を安定させるためにも、次の4つのステップを意識しましょう。

• ステップ1：モニター獲得
• ステップ2：モニターから熱量のある感想をもらう
• ステップ3：その感想をもとに集客を拡大する
• ステップ4：リピーター・ファンを増やす

まずは、モニター（お試し利用）を獲得することです。モニターという名の「小さなテスト販売」をすることで、それが口コミ集客へとつながっていきます。

モニターは、直接の友人や知り合いに「無料体験」などで募集するのがよいでしょう。知り合いではない方がよい場合は、ホームページ上で募集してもOKです。

その後、参加者の方から「熱量のある感想」をもらい、それをホームページで紹介します。（熱意ある感想をもらうためには、質の高いサービスの提供が大前提です！）

そうすることで、ページを見た人から「この人のカウンセリングは良さそう」と思ってもらえます。そこから徐々に口コミが広がり、新規顧客の獲得につながるのです。熱意は伝染しますからね＾＾

新規獲得の実感が出てきたら、さらに集客を拡大させましょう。集客拡大には、紹介とホームページが効果的です。

そして、既存のお客さんができたら「お知り合いの方に興味のありそうな方はいらっしゃいませんか？」と声をかけましょう。「お友達への紹介で1,000円オフ」など、来客をうながすキャンペーンを打つのもよいです！

さらに、売上が安定してきたら、リピーターやファンを増やすことに注力しましょう。カウンセラーという業態には、「リピーター」の存在が必要不可欠です。新規のお客さんに偏るのではなく、一人のお客さんと長くお付き合いすることを考えましょう。

そのためには、いかにお客さんに満足してもらえるかが重要です。顧客満足度が高くなることで、お客さんが「もっと利用したい」と思うようになり、あなたの「ファン」になってくれます。

次第に口コミが広がり、新規のお客さんが増え、そのお客さんがまたファンになってくれるのです。お客さんとの信頼関係を築くのには時間がかかりますが、一人ひとりとしっかり向き合えば、あなたの口コミや評判が上がり、気づけばたくさんの人がファンになってくれますよ！

廃業経験者も年収1200万円を達成した「リピートされる集客方法」

 

集客するならSNSやブログを活用しよう

まず、カウンセラーの集客でぜひ活用していただきたいのがSNSです。

お客さんは周りの人に相談しにくいお悩みを抱えていることが多いです。SNSはお客さんが自分の悩みを解決する方法を手軽に探しやすいうえ、カウンセラーも無料で情報を発信できるので、双方に大きなメリットがあります。

またSNSは、「いいね」の数などのリアクションがすぐわかるので、発信内容の分析もしやすいのがオススメする理由です。投稿を繰り返すことで、「お客さんが何を求めているのか」が見えるようになります。

また、アメブロなどを用いたブログを活用するのもオススメです。

ブログとはインターネット上の「日記」のようなもの。私の卒業生の方も、ブログによって安定した集客ができている方が多いです。

ブログもSNSと同様に、ネタがあれば毎日でも更新可能です。記事数や閲覧数が伸びることで、検索エンジンからの集客も多少期待できます。

 

余裕があるならホームページの作成も始めよう

事業が軌道に乗り始めたら、ホームページを作成することも検討しましょう。

カウンセラーにとってホームページは、お客さんがあなたを見つけ、問合せをしてくれる有効な集客ツール。お客さんは検索してあなたを見つけてくれるので、すでにカウンセリングに興味が高い見込み客の可能性は高いです。

ホームページ集客はかなり有効な集客方法ですが、ホームページ制作にはかなりの時間と費用を必要とします。そのため、最初はSNS集客から始めてみるのがオススメです。

カウンセリングの種類や出張エリアによっては、ホームページ集客をオススメする場合もあります。でも、お客様のニーズをすぐに理解するためには、まずはSNSから始めることをオススメします。

 

【成功事例紹介】ビジネスの基礎を学んで最高月収50万円を達成！

フリーランスのカウンセラーのほぼ全員が、集客の壁にぶつかります。

ここでは、私が運営する「ロングセラー起業講座」を受講し、カウンセラーとして集客に成功された山本夏美さんの事例をご紹介します。彼女もこのような悩みを抱えていた方の一人です。

ロングセラー起業講座受講生：山本夏美さん

一人で起業していたとき、うまくいっていないときは『私だけがうまくいっていない…』と落ち込み行動していて悪循環だったのですが、恵さんや他の生徒さんのお話を聞いて気持ちが前向きになっていきました。

ロングセラー起業塾を受講する前は、焦ることが多かったですが、動画教材やセミナー受講で、恵さんの声を聞くと「冷静に、今できることを頑張ろう」と自分を俯瞰してみることができるようになりました。

一番大きかった変化はセールスに対する考え方です。今までは、セールスすることが怖かったのですが、セールスすることが他者貢献に繋がるという考え方に変わりました。

その後、最高月収の50万円を達成！セールスのみならず、ビジネスの基礎をしっかり学ぶことができて、一生モノの財産になりました。本当に感謝しています！

 

他にもたくさんの方が成果を出していますが、すべてを紹介しきれないため動画（ダイジェスト版）にしてまとめました。

もしかしたらあなたがいま課題に感じていることを解決した方がいるかもしれないので、ぜひ視聴して参考にしてくださいね。

 

【まとめ：1分で要約】フリーランスのカウンセラーは稼げるのか

本記事では、フリーランスのカウンセラーは稼げるのかについて、次のことを中心にお伝えしました。

• フリーランスのカウンセラーの月商相場は、10万～36万円。しかし単価を上げたりセミナーを開催する講師レベルになると、年収1,000万円以上を稼ぐことも可能
• フリーランスのカウンセラーは集客や物品管理などの業務もこなす必要がある。面倒な仕事に感じるが、仕事をこなすときの想いがお客さんに伝わり集客につながる
• 集客を軌道に乗せるには、顧客満足度を高めることが大切。多くのファンを増やすために、熱意のある体験談や感想をもらおう

いろいろお伝えしましたが、大切なのは「長く愛されるカウンセラーになること」です。あなたのファンが増えれば、あなた個人のブランド力も自然にアップします。その結果リピーターが増えて、あなたのブランドに惹かれた新規のお客さんも継続的に来るでしょう。

また集客の原点は、小手先のテクニックではなく、心と心のつながりです。お客さん一人ひとりを大切にすることで、「一生愛されるカウンセラー」へとつながりますよ。

本ブログでは、今後もカウンセラーに関して役立つ情報をお届けしサポートしていきます。

私のビジョンは、1人でも多くのカウンセラーの方に「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。