セラピストの将来性は?セラピストに向いている人の特徴やリアルな年収相場を解説【セラピスト専門コンサルタント監修】
「セラピストとして起業したいけど、将来性がある仕事なのか気になる」
「近頃はさまざまなジャンルのセラピストがいるけど、セラピストの将来性に不安を感じる」
「将来長く稼げるセラピストになるための秘訣を知りたい!」
今この記事を読んでいるあなたは、セラピストとして起業したいけど、セラピストの仕事に将来性が本当にあるのか気になっているのではないでしょうか?
ストレスを抱えている人が増えている現在、セラピストを必要とする人は増えています。しかし、自分の技術に魅力を感じてくれる人がいるのか不安になる人も多いですよね。
本記事では、カウンセラー・セラピストが5年10年と持続可能な起業を実現するための専門コンサルタントであり現役心理セラピスト(公認心理師)の川越恵(かわごえめぐみ)が、次の3つについてお伝えします。
- セラピストの仕事の将来性
- セラピストに向いている人の特徴5つ
- セラピストが将来生き残るために必要な集客方法
さらに記事の後半では、コロナ下でも月商190万、年商1000万を達成した受講生の事例もご紹介します。記事全体を読んでいただければ、セラピスト業界の将来性の高さと、業界の中で末永く生き残る方法がわかります。
ぜひ最後までご覧ください^^
ロングセラー起業コンサルタント川越 恵
内定先の倒産をきっかけに起業し、社会貢献事業を含めた3つの事業を在宅経営中。起業して約11年。
著書に『口コミ集客で「一生愛される起業家」になる方法』があり、発売後7日で増刷し、ベストセラーに。
「煽らない、売り込まない、自分の心に嘘をつかない」を合言葉に、クライアントに感謝される「ロングセラー起業」を伝える。
目次
【結論】セラピストの仕事に将来性はある
さっそく結論からお伝えすると、セラピストの仕事に将来性はあります。その理由について詳しくお伝えしますね。
ストレス社会でメンタルヘルス認識が高まっている
私の記事「セラピストの需要が高まっている理由とは?」でもお伝えしていますが、近年はストレス社会といわれるほど、心身のストレスを抱えている人は多いです。会社や家庭、学校など人間関係のトラブルや過度な緊張など、ストレスの原因はさまざまあります。
そして日本では、メンタルヘルスに関する理解や関心が高まっています。セラピーは、心の病気や周囲の人々とのトラブルを予防するのに有効な手段の一つとして、注目されるようになりました。政府でも、心の病気で通院やデイケアが必要な人を対象に医療支援を行うほど、国全体でメンタルヘルス意識を高める動きもあります。
このように、ストレスを抱えている人が多く、人々の心身の健康意識が高まっているので、セラピストの需要が高くなることが予測されます。
心理セラピーが必要とされる人が増えている
OECD(経済協力開発機構)の調査によると、うつ病やうつ状態の日本人の割合は2013年時点では7.9%だったにも関わらず、2020年には17.3%と増加したことがわかりました。
また、高齢化社会や生活習慣病の増加に伴い、介護施設や医療施設などの特定の場所では、セラピストの人手不足も進んでいます。しかしセラピスト業界は「セラピストは体力勝負だからしんどい」「休みを取りにくく、稼ぎにくい」というイメージから、一部の人から良くない印象を持たれてしまっています。
確かにセラピスト業界は、働き方によっては長時間労働になりやすいです。でも今後は政府やセラピスト業界団体が、セラピストの育成や職場環境の整備、報酬の改善などを推進することで、セラピストの市場価値が上がる可能性もあります。
このような予測から、セラピストは将来性のある仕事として人気の仕事の一つなのです。
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セラピストに向いている人の特徴5つ
セラピスト業界の将来性を予測して、これからセラピストを目指す人も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのは「セラピストに向いている人」にはどんな特徴があるのかですよね。ここではセラピストに向いている人の特徴を5つお伝えします。
1. 悩みに寄り添える人
クライアントさんは、それぞれの悩みを抱えてセラピストの元を訪れます。言わずもがな、セラピストはその悩みに対して真摯に寄り添うことが大切です。
クライアントさんを満足させるためには「傾聴力」や「共感力」が重要になります。しっかりと相手の話にしっかりと耳を傾け、真摯に受け止めて共感することで、「この人にまたお願いしたい」と思ってもらえるでしょう。
クライアントさんの悩みに寄り添うスキルは、クライアントさんからの信頼を得る鍵になります。業務中だけでなく、日常生活でも傾聴力や共感力を意識して鍛えてみてください。
2. 向上心や知識欲が高い人
実は、セラピストは資格がなくても名乗れる職業です(鍼灸師や公認心理師など、専門資格が必須な場合もありますよ!)。
しかし、どのセラピストでもクライアントさんに喜んでもらうためには、アロマセラピーやマッサージ、レイキヒーラーなどどのセラピストにおいても、多くのインプットが必要となります。
そのためには「もっと上を目指したい」「クライアントさんの役に立つスキルを身につけたい」という向上心がとても大切です。また、セラピストとしての知識だけでなく、経営者としての経理や税金まわりの勉強も欠かせません。最新の役立つ情報を自分のものにするためにも、つねに学ぶ姿勢が大切ですよ。
3. 自立心がある人
セラピストの仕事を長く続けるためには、さまざまな困難を乗り越えるために自分で思考・行動できる「自立心」が必要です。
セラピストだけでなくどんな仕事も、いつも好調だとは限りません。クライアントさんによって、あなたの施術に対しての感想も違います。お店が予約満員のときもあれば、そうでない日もあるでしょう。
セラピストなら、自分で目標を決めて目標達成のために計画を立てなければなりません。「リピーターを増やすために何ができるか」など、自分の成長に必要な目標とやるべきことを自力で考えましょう。
自分で課題を見つけて自分の力で解決する人こそ、セラピストに向いているといえます。セラピスト技術や集客方法を学び、自分に落とし込める人が長く稼げるセラピストになれるでしょう。
4. 相手の話や悩みを根気よく聞ける人
クライアントさんの話や悩みを根気強く聞ける人は、セラピストに向いているといえます。
セラピストの仕事はクライアントさんの心の悩みや気持ちを理解し、サポートすることが重要になります。
マッサージなどの手によるスキルも必要ですが、クライアントさんの悩みをしっかりと受け止め、深く理解することも重要です。セラピストが話を根気よく聞くことで、クライアントさんは本当の気持ちや考えを打ち明けやすくなり、適切なアドバイスやサポートができるようになります。
それによって、クライアントさんのあなたに対する満足度が高くなり、リピーターとしてあなたの元に通ってくれるようになるでしょう。
5. 相手が抱える不調を察知できる人
セラピストには、相手が抱える不調や気持ちを感じ取る力が必要です。
セラピストの役割は、人の心の中の問題や気持ちを理解しサポートすること。クライアントさんによっては、自分の悩みや気持ちを言葉にするのが難しいことがあります。
相手の不調をすぐに察知するのが得意なセラピストは、クライアントさんの心に潜んでいる悩みや体に溜まっている疲れに気づきやすいです。
なぜなら体にでた不調というのは、心の中にある悩みによって引き起こされてる可能性があるからです。
このようなセラピストは、クライアントさんを癒す会話を広げたり、クライアントさんの悩みを改善させるヒントを引き出せるようになります。
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セラピストとして働ける場所4つ
セラピストが活躍する場所は、ジャンルによってさまざまあります。ここではセラピストが働ける主な場所を4つお伝えします。
それぞれのメリット・デメリットもお伝えしているので、仕事場所を決めるうえで参考にしてくださいね。
1. 個人経営サロン
1つ目が、独立・開業して「個人経営サロン」として自分のお店を持つ場合です。この場合は、自宅をサロンとして開業する方法やテナントを借りてサロンを開く方法があります。
一番のメリットは、自分のお店が持てるので、サロンのコンセプトや物品、メニュー内容を自分好みに考えられることです。
しかし個人経営の場合は施術だけでなく、集客や物品の調達、家賃支払いや税関係など、サロンに関わる仕事を自分一人でやらなければなりません。また固定給やボーナスなどのような制度はないので、売上が不安定になりやすいです。
2. 病院、老人ホームなどの医療・介護系団体
医療機関・介護機関での心理的サポートやカウンセリングを提供する場所も、セラピストの需要が高いです。公認心理師や臨床心理士、アニマルセラピストなどが働いています。
雇用契約を結ぶことで安定した収入を得られ、クライアントさんや周りの専門家を通じてカウンセリングスキルや介護医療のスキルアップも狙えます。
しかしクライアントさんの命を預かっている場所なので、場所によっては緊急でクライアントさんの対応を求められることもあります。また勤務するためには、団体独自の方針や規約に同意しなければなりません。
3. スパやリラクゼーションサロン
民間企業が運営しているスパやリラクゼーションサロンも、セラピストの活動場所の一つです。
民間企業と雇用契約を結ぶので、契約期間中は一定の収入を期待できます。場所によっては、指名料などの追加インセンティブがもらえる可能性もあります。
しかしお店のコンセプトが第一なので、施術メニューや接客スタイルは企業が独自で決めていることがほとんどです。また繁忙期によっては、休憩時間が減ってしまうこともあり、スキルアップのための時間を十分に取れなくなるデメリットもあります。
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セラピストのリアルな年収相場
「セラピスト業界は将来性があるのはわかったけど、しんどいし稼げなさそう…」と、セラピストになるのにネガティブなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
ここでは、セラピストを目指す人なら誰もが気になる年収相場についてお伝えします。
副業セラピスト:10万~30万円
副業セラピストとして活動する場合の年収相場は、10万~50万円が妥当です。
たとえば1時間の施術あたりの料金が5,000円だとします。あなたが1か月あたり1人1時間を10人を施術したとすると、月の収入は5万円。年収は約50万円となります。これよりも接客人数が増えたり、施術料金が高くなればさらに収入アップが見込めます。
副業で働くセラピストは、フリーとして本業以外の時間に活動する人が多いです。なかにはサロンなどに派遣される形で活動する人もいます。しかし、本業の会社にバレるリスクがゼロではないため、サロンと契約する人は少ないです。
また副業でセラピストの仕事をする場合、施術の準備もあるため1日あたりの施術可能人数は限られてきます。本業がある人は定時後に副業を始めたとしても、接客できるのは1~2人がちょうどよいでしょう。
雇用セラピスト:200万~400万円
企業と雇用関係を結ぶセラピストになった場合、年収は一般的に200万〜250万円ほどです。一般的な企業であれば、年に1〜2回ほどボーナスを受け取れますが、リラクゼーション業界のボーナスは正直あまり期待できないでしょう。
しかし完全歩合制の店舗では、自分の頑張り次第で給料を増やすことが可能です。歩合制のメリットは、質の高い接客や施術ができれば月収アップが見込めること。質のレベルが高いと年収400万円以上になることもあります。
また会社によっては、資格手当が優遇されているところも多いです。資格優遇の対象はアロマテラピー検定や、国家資格の美容師免許などがあります。求人に応募するときは資格優遇がないかチェックしてみましょう。
フリーランスなら年収1,000万円以上も可能
フリーランスのセラピストの年収相場は平均で300万〜400万円といわれています。しかし、自分のお店を持つなど、自分が経営者となると年収500万円~1,000万円も夢ではなくなります。
驚くほど稼ぐセラピストのサロンは、予約が取れないほどの地域で有名な人気店であったり、高額な施術コースの成約が定期的に取れるお店です。また、スキンケアなどの物販やセラピスト養成スクールを定期開催して集客に成功している人もいます。
このように聞くと「稼げるセラピストになるのは夢のまた夢…」とネガティブになってしまう人は多いです。
でも、次にお伝えする「セラピストが抱えやすい悩み」を克服して、正しい集客を実践できれば稼げるセラピストになれます。
もちろん、副業セラピストや雇用セラピストにも当てはまる内容なので、ぜひ参考にしてください。
廃業経験者も年収1200万円を達成した「リピートされる集客方法」
セラピスト業界で生き残れる一流セラピストの集客方法
セラピストとして活動するとき、集客力は非常に重要です。新規のクライアントさんを集めることも必要ですが、安定した収入を得るためには新規だけでなくリピーターを多く獲得することが必要です。
しかし、実際は多くの人が集客に不安を感じています。ここでは、私の実体験や集客に成功したロングセラー起業塾の卒業生の体験をもとに、一流の集客方法をお伝えします。
より詳細を知りたい場合は「心理セラピストの方必見!集客で絶対にやるべきこと、絶対に避けるべきこと」の記事をお読みください。
ステップ1:モニター獲得
ステップ2:モニターから熱量のある感想をもらう
ステップ3:その感想をもとに集客を拡大する
ステップ4:リピーター・ファンを増やす
ステップ1では、「技術やスキルなど商品のアピールポイントを発信する」のが目的ではなく、悩みが解決した人の「生の声を聞く」ことが重要。
「自分と同じ心身の悩みを持った人が問題をすっきり解決して喜んでいるシーン」であればすんなりと受け入れられます。
ステップ2では、モニターになってくれるクライアントさんを見つけましょう。そしてその人が満足できるサービスを提供しましょう。
そして、施術が終わったら必ず感想をいただきます。いただく感想のポイントはとにかく「熱量」であり「感情」です。
ステップ3では、クライアントさんからいただいた感想を軸に集客を拡大します。
1回の発信で期待感を高めるのは簡単ではないので、何度も何度も発信することが大切です。
最後のステップはクライアントさんにリピーターとなっていただき、あなたのファンを多く増やすことです。
クライアントさんとの信頼構築を行ってリピートと紹介の輪を広げていきましょう^^
上記の4つが安定して施術依頼を獲得するセラピストの集客方法です。
セラピストに限らず、実績0から収入を継続し安定させて「ロングセラー」の起業を実現するには、以下7つの力が必要です。
私が運営している「ロングセラー起業塾」では、この7つのチカラを軸に事業を進めていただいています。長く愛されるセラピストになるためには、ポジション選びや商品作り、金額設定が必須です。
【事例】セラピスト集客成功事例 コロナ渦で月商190万、年商1000万を達成
最後に、私のセラピスト起業支援講座「ロングセラー起業講座」を経てセラピスト集客に成功した事例をご紹介します。
成果には個人差がありますが、素晴らしい事例だと思いますのでぜひ参考になさってください。
ロングセラー起業講座受講生:中畑 薫さん
新規のお客様が来られなければ、本当にゼロに等しいくらいの売上になってしまいそうで、入塾を決めました。
恵先生から教わったことを実践するようになって、1、2件くらいしか月に入らなかったのが1か月に13人も来られたんですね。ライティング力を上げるとこんなにも来てもらえるんだと思うとびっくりしました。
セールスについても学んだ内容を、自分に置き換えてトークを組み立てて行ったり、セールスについても学んだ内容を、自分に置き換えてトークを組み立てて行ったりとか、それによって本当にセールスの成約率も変わってきたっていう状態になって、目に見えて売上が上がっていくっていう、実感していたので凄いなって感じました。
あのとき、恵先生のところでお世話になっていなかったら、サロンがこれだけ伸びてくれたとは思えないので、本当に恵先生の所で勉強させて頂いたからこそだと思っています。
大反対していた家族にも応援してもらえるようになり、1周年記念のとき、花束をもらえたのが本当に嬉しかったです。
【まとめ:1分で要約】セラピストの将来性について
本記事ではセラピストの将来性について、次のことを中心にお伝えしました。
- ストレス社会でメンタルヘルス認識が高まっているので、セラピストの仕事に将来性はある
- 目標達成に向けて自ら努力できる人、相手の悩みに寄り添い不調を察知できる人がセラピストに向いているといえる
- セラピストで収入を獲得し続けるためには、熱量のある感想をもらうことが大切。それを元に、自分の得意分野を明確にして集客しよう
先ほどもお伝えした通り、心身のストレスを抱える人は年々増えています。そのため、セラピストの需要は今後さらに高くなると考えられます。
しかし、あなたが今後セラピストとしての活動を続けるためには、あなた自身の特徴や強みを明確にしなければなりません。ポジションが不明確だと、あなたを本当に必要としている人が、数多くのセラピストの中からあなたを見つけにくいです。
そのためには、セラピストのスキルを磨き、モニターの情熱ある意見を活かして、あなたのファンを増やすことが必要です。
本ブログでは、今後もセラピストに関して役立つ情報をお届けしサポートしていきます。
私のビジョンは、1人でも多くのセラピストに「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
このほかにも、カウンセラー・セラピストのための集客に欠かせない秘訣をご紹介しています。
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