カウンセラーになるために必要なことは?|オススメの資格や向いている人の特徴について【カウンセラー専門コンサルタントが解説】
「カウンセラーになりたいけど、必要なスキルや資格は何か気になる!」
「カウンセラーになれる人、カウンセラーに向いている人には、どんな特徴があるの?」
「カウンセラーになるために知っておきたい、経営のコツがあれば知りたい」
悩みを抱えたクライアントさんの相談に乗り、解決の手助けをするカウンセラー。心理学やカウンセリングに関する知識が必須のイメージがありますが、実際にどのようなスキルが必要なのか気になりますよね。
本記事では、カウンセラーになるために必要なこと、カウンセラーに向いている人の特徴などについて、主に次の3つをお伝えします。
- カウンセラーになるには資格や学歴は必要?
- カウンセラーに向いている人の特徴7つ
- 副業・個人事業主カウンセラー必見!開業前から集客できる5ステップ
さらに記事の後半では、方向性を明確にして103万円の売上を達成した人の事例も紹介します。
本記事を読むことで、カウンセラーになるために必要なことや、長く愛されるカウンセラーになるためのステップがわかります。
本記事で、あなたがカウンセラーになることを前向きに検討していただけたら嬉しいです^^
ロングセラー起業コンサルタント川越 恵
内定先の倒産をきっかけに起業し、社会貢献事業を含めた3つの事業を在宅経営中。起業して約11年。
著書に『口コミ集客で「一生愛される起業家」になる方法』があり、発売後7日で増刷し、ベストセラーに。
「煽らない、売り込まない、自分の心に嘘をつかない」を合言葉に、クライアントに感謝される「ロングセラー起業」を伝える。
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目次
カウンセラーになるには資格や学歴は必要?
「カウンセラーは、心に病を抱えた人の話を聞いてアドバイスをする仕事なので、特別な資格や心理学系の大学・大学院の卒業資格が必要」だと思っていませんか?
結論からお伝えすると、資格や学歴が必須とはいえません。
また、「心に病を抱えた人」だけに提供するものでもないんです。
実際に活躍されているカウンセラーの人のなかには、カウンセラー系の資格を取っていない人も多いです。
また、出身大学の学部が理系の人もいれば、高卒でカウンセリングを勉強して活躍しているベテランの人もいます。
資格は必ずしも必要ではない。けど…
資格は必ず持つべきだということではありません。しかし、資格を保有していると企業や団体から採用されやすくなる場合もあります。
たとえばカウンセリングに関する臨床心理士や産業カウンセラーの資格は、歓迎資格とされたり、実務経験と合わせて必須になる場合があります。
資格保持は就職に有利になる可能性が高いことから、カウンセリングに関する資格を取得する人も多いです。
また、資格を取ると「私はこの資格で学んだことを武器にしてカウンセリングできます!」のように、その人の専門性や学んだ経験を示せるメリットもあります。
これらを理由に資格を保有している人が多いので、「カウンセラーになるのに資格は絶対いる」と思う人が多いようです。
働く場所によっては資格や学歴が必要なことも
ただし働く場所によっては、特定の資格や学歴が必要になる場合もあることも覚えておきましょう。
たとえば、メンタルヘルスケア事業や発達支援学級のなかには、産業カウンセラーや臨床心理士、公認心理師などの資格を必須にしている企業・団体もあります。
また、学歴を大学卒業以上としているところも。とくに臨床心理士や公認心理師などの資格は心理学系の学部卒を取得条件にしているので、学歴が必須なケースもあります。
ちなみに、次の資格は学歴を問わずに取得できるので、資格保有者の中には主婦や高卒の人も多くいます。
- メンタルケアカウンセラー®
- メンタルケア心理士®
- メンタル心理カウンセラー
- 上級心理カウンセラー
まずは資格の内容を一通り調べてみて、自分がなりたいカウンセラー像を見つけてもよいでしょう。
フリーのカウンセラーは資格や学歴に縛られにくい
そして、企業や団体に所属せずに、個人でカウンセリングルームを開業する場合は、とくに特別な学歴や資格を必要としません。
フリーで活動するので、資格や学歴というよりは、その人の個性や得意分野、すなわち「セルフブランディング」が重要になります。
もしこれから資格を取ろうと考えている人は、「絶対に資格を取らないとカウンセラーになれない!」と難しく考えないでください。
自分のなりたいカウンセラー像を明確にして、それに必要な資格を1、2個に絞って勉強するとよいでしょう。大事なのは、資格を持っているかどうかや、知識などよりも実践です。
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カウンセラーに向いている人の特徴7つ
「カウンセラーに興味があるけど、自分はカウンセラーに向いているのか知りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
私はこれまで多くのカウンセラーと会ってきたところ、カウンセラーには次の7つの特徴があることが多いと感じます。
- 思いやりをもって相手と関われる人
- 相手に関心が持てる人
- 相手と一定した距離感を保てる人
- 相手の話を根気よく聞ける人
- 物事を論理的に考えられる人
- 細かい点によく気がつく人
- 口が堅くて秘密を守れる人
この7つを兼ね揃えたカウンセラーを想像してみると、自分も日頃の悩みを相談したくなりますよね。
これらはカウンセリング時だけで意識して実行すればよいというわけではありません。
普段の生活から意識することで、カウンセリング中でも自然と仕草や表情に出やすくなりますよ。
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気になるカウンセラー年収相場
実際にカウンセラーになろうと思ったときに気になるのは収入ですよね。
ここではあなたがカウンセラーになったときの生活がイメージできるように、一般的な年収相場をお伝えします。
副業カウンセラー:10万~30万円
本業がありながら、副業カウンセラーとして活躍する副業カウンセラーの人も多くいます。
スクールカウンセラーなどの非常勤カウンセラーの時給相場は、3,000~5,000円です。そのため稼働時間にもよりますが、10万から多くて30万円くらいだといわれています。
また、ココナラやストアカのような個人がサービスの売買を行う場を提供するWebサイトで、カウンセリングを提供する人も多いです。(実際に、ココナラでは相談時間1分あたり100~300円が相場です)
「副業で月30万も稼げるの?」と思ったかもしれませんが、あくまでも稼働した分だけの収入なので、毎月安定して稼げるわけではないことを覚えておくといいでしょう。
雇用カウンセラー:300万~400万円
病院や企業、団体での勤務の場合、平均年収は300万~400万円といわれています。一般的なサラリーマンと収入に遜色ない数字です。
雇用形態は正社員や派遣社員、非常勤、パート・アルバイトが多いです。勤務先によって、昇給や昇格があることも珍しくありません。
雇用期間が終わった場合は、新たな仕事場所を探さなければなりません。人の紹介を経由したり、求人サイトから自分に合う職場を見つける必要があります。
フリーランスなら年収1,000万円以上も可能
フリーランスの年収相場はとても幅広いです。集客が上手くいっていない人や開業したての人だと、月の売上が1万円前後も珍しくありません。
一方、集客が軌道に乗ったカウンセラーの中には、年収が1,000万円台という人気カウンセラーもいます。(後ほど、月収100万円を達成された生徒さんをご紹介します)
このレベルのカウンセラーは、実力カウンセラーとしてセミナーや講演会を定期的に開催したり、講師としてカウンセリング方法を指導する教室を開催する人が多いです。
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副業・個人事業主のカウンセラーが開業前から集客する5ステップ
副業や雇用、フリーのカウンセラーでも、生活するためには自分を売り込む力、すなわち集客力が鍵を握ります。(雇用カウンセラーも自分の強みを前に出さないと、内定が取れずクライアントさんの満足度も上がりにくいです)
ここでは、カウンセラーが開業前から集客するための5つのステップをご紹介します。
「開業前に集客ってどういうこと?」と思われる人も、多いかと思いますが楽しみに読み進めてください!
1. カウンセリングスキルを取得する
まずはカウンセリングに役立つスキルを身に付けることから始めましょう。多くのカウンセラーの人はスキル取得のために、カウンセリングや心理学に関する資格を取っています。
カウンセラーになるためには、これらの資格は必須ではありません。しかし、専門的なカウンセリングの手法を学ぶには、資格取得の勉強がオススメといえます。
またカウンセリングのとき以外でも、周囲への接し方を意識することも大切です。相手が話すときは傾聴して意識して聞いたり、相手の表情や仕草から心情を読み取ることも、カウンセリングスキル向上につながります。
2. SNS集客を同時に行う
実は、開業前でもSNS集客はできます。「まだカウンセリングルームも決めていないのに?」と驚く人もいるかもしれません。
開業前にSNSアカウントを作成して投稿しておくと、開業前でもカウンセリングに興味を持つクライアントさんを集められます。そして開業後に「開業しました!」と、カウンセリングルームの名前を告知すれば認知度も上がりやすくなります。
また開業前にSNS投稿すると、ターゲットのリサーチができるメリットも。SNSは「いいね」の数やフォロワー数などのリアクションがすぐわかるので、「クライアントさんが何を求めているのか」が見えるようになります。
- 自分のコンセプトは需要があるのか
- ターゲットは何を解決したいのか
- ターゲットが育った環境はどのような場所か
これらのような、自身のカウンセリングで役立つ情報をSNSの投稿を通じてリサーチできます。
また、開業前にはアメブロなどを用いたブログを活用して集客することもオススメです。
ブログとはインターネット上の「日記」のようなもの。私の卒業生たちも、ブログによって安定した集客ができている人が多いです。
ブログもSNSと同様に、書くネタがあれば毎日でも更新可能です。記事数や閲覧数が伸びることで、検索エンジンからの集客も期待できます。
3. 開業届を提出する
開業届は税務署に行って書くか、国税庁のHPから書面をダウンロードして自宅で書くかのどちらかを選びましょう。開業届の書き方について詳細を知りたい方は、こちらの記事で説明しているのでぜひ参考にしてください。
また、開業届を提出するときに屋号(個人事業主としての名前)をどうするかで悩む人も多いです。屋号は必須ではありませんが、あった方が何かと便利です。しかし、屋号に含めてはいけないワードもあるので、必ず確認しておきましょう。
屋号は個人事業主にとってのいわば「看板」なので、クライアントさんが覚えやすい名前をつけるのが一番ですよ。
ちなみに、地方で対面式のカウンセリングルームを開設するときは、企業名に「○○(地域名)カウンセリング」のように地域名を入れましょう。Googleマップの検索で表示されやすくなり、Google検索からの集客を見込めますよ。
個人事業主なら青色申告はやるべき!
開業届を出すときに、気になるのが青色申告をすべきかどうかですよね。
カウンセラーだけでなく個人事業主の中には「売上がそこまで大きくないと思うから、青色申告はしなくてもよいかも」という理由で、青色申告していない人も多いです。
多くのカウンセラーを見てきた私は、「開業したてで赤字や事業収入が少ない人こそ、青色にしたほうがいい!」と思います。
その最大の理由は、「純損失の繰越控除ができるから」です。わかりやすく説明すると、確定申告で赤字を3年間繰り越せることです。
たとえば起業1年目と2年目に100万円ずつ赤字が出て、3年目で200万円の黒字が出たとしましょう。このとき、2年分の赤字200万円で3年目の黒字が相殺できて、3年目の所得が0になるので、税金がかかりません。
【青色申告をしていない場合】 | 【青色申告をしている場合】 |
---|---|
1年目100万円の赤字・・・非課税 2年目100万円の赤字・・・非課税 3年目200万円の黒字・・・売上200万円に対して課税 |
1年目100万円の赤字・・・非課税 2年目100万円の赤字・・・非課税 3年目200万円の黒字(200万円-1年目と2年目の赤字分200万円=0円 |
しかし、青色申告をしていない個人事業主は、黒字を相殺できないので、今回のケースだと3年目に所得税の支払いが発生してしまいます。このように「青色申告しておけばよかった」と後悔する個人事業主カウンセラーも多いです。
ちなみに青色申告には、純損失の繰越控除の他にも、最高65万円の青色申告特別控除を受けられるので、その分を節税できるというメリットがあります。青色申告制度について詳しく知りたい人は、国税庁のホームページかお近くの税務署などにお問い合わせください。
4. モニターを獲得する
モニター獲得とは、商品やサービスを試しに使ってくれる人を募集することです。モニターという名の「小さなテスト販売」をすることで、それが口コミ集客へとつながっていきます。
モニターは、直接の友人や知り合いに「無料体験」などで募集するのがよいでしょう。知り合いではない方がよい場合は、SNSやブログで募集してもOKです。
その後、参加者から「熱量のある感想」をもらい、それをSNSやブログで紹介します。(熱量ある感想をもらうためには、質の高いサービスの提供が大前提です!)
そうすることで、投稿を見た人から「この人のカウンセリングは良さそう」と思ってもらえます。そこから徐々に口コミが広がり、新規顧客の獲得につながるのです。熱量は伝染しますからね^^
5. リピーター・ファンを増やす
売上が安定してきたら、リピーターやファンを増やすことに注力しましょう。カウンセラーという業態には、「リピーター」の存在が必要不可欠です。新規のクライアントさんを募集するばかりではなく、一人のクライアントさんと長くお付き合いすることを考えましょう。
そのためには、いかにクライアントさんに満足してもらえるかが重要です。顧客満足度が高くなることで、クライアントさんが「もっと利用したい」と思うようになり、あなたの「ファン」になってくれます。
次第に口コミが広がり、新規のクライアントさんが増え、そのクライアントさんがまたファンになってくれるのです。クライアントさんとの信頼関係を築くのには時間がかかりますが、一人ひとりとしっかり向き合えば、あなたの口コミや評判が上がり、気づけばたくさんの人がファンになってくれますよ!
廃業経験者も年収1200万円を達成した「リピートされる集客方法」
【事例】カウンセラー集客成功事例「方向性の迷いを無くして、103万円の売上を達成」
カウンセラーだけでなく起業家が、経営を軌道に乗せるためには正しい方向性を決めることが必要です。
今からご紹介する橋津さんも、方向性がわからず限界を感じていた生徒さんの一人です。
ロングセラー起業講座受講生:橋津和枝さん
私は、心理セラピストとして活動し始めた当初から、ずっと自己流でやって来ました。けれど、やはりそこには限界があり、自分一人では方向性に迷いもありました。
もし川越先生との出会いがなければ、廃業していたかもしれません。川越先生の本質論なら、わたしの迷いを解消してくれるだろうと確信しました。そして、信頼に値する的確なアドバイスをいただけたことに、感謝しかありません。
1か月間で10名の方からご契約をいただけるようになり、数字的な満足度はもちろんですが、私が感じる川越先生のいちばんの魅力は、課題としていることに対して、無理のない戦略を立ててくれることです。
今後は、新たな切り口のプログラムを新規客に提案し、現在の顧客が求めるであろう、さらなるサービスを展開していきたいと思っています。
他にもたくさんの方が成果を出していますが、すべてを紹介しきれないため動画(ダイジェスト版)にしてまとめました。
もしかしたらあなたがいま課題に感じていることを解決した方がいるかもしれないので、ぜひ視聴して参考にしてくださいね。
【まとめ:1分で要約】カウンセラーになるために必要なこと
本記事では、カウンセラーになるために必要なことや、ファンを増やすための集客方法を中心にお伝えしました。
- カウンセラーになるときに資格は不必要。しかし就職に有利になること、資格勉強で知識が得られることから資格を取る人が多い
- カウンセラーの年収相場は10万~1,000万円と、働く形態や場所によってさまざま。稼げるようになるには、カウンセリングスキルを身につけることが大切
- 開業前からSNSやブログによって、カウンセラーになることを認知させたり、情報発信をしておく。そこで獲得したクライアントさんの声を参考にして、リピーター・ファンを獲得することが大切
私は、資格を取ってカウンセラーになることがゴールではないと思います。
カウンセラーは、クライアントさんを通じてカウンセリングスキルを学び続けます。学び続ける姿勢と、クライアントさん第一に考える姿勢があってこそ、長く愛されるカウンセラーになれるのです。
多くのファンを増やすことは、決して簡単ではありません。本ブログでは、今後もカウンセラーに関して役立つ情報をお届けしサポートしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
私のビジョンは、1人でも多くのカウンセラーに「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
このほかにも、カウンセラー・セラピストのための集客に欠かせない秘訣をご紹介しています。
→ご興味のある方はこちらをクリック
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