セラピストで独立開業するときにやるべき5ステップ|やりがちな失敗事例も解説【セラピスト専門コンサルタント監修】
「セラピストとして独立開業を検討している」
「開業セラピストとして稼げる方法が知りたい」
「開業セラピストがやりがちな失敗事例を事前に知っておきたい」
このような想いを抱えているセラピストの人も多いのではないでしょうか?
セラピストとは、専門的な知識や技術に基づいてクライアントさんの心身を癒したり治療したりする人のことです。心理カウンセラーやエステティシャン、あん摩マッサージ指圧師などが当てはまります。
しかし、セラピストとして安定的かつ長期的に稼ぐためには、セラピストのスキル以外にも、集客や経営に関するスキルも身に付ける必要があります。
本記事では、セラピストが独立開業するときにやるべき5ステップと、開業セラピストがやりがちな失敗事例を徹底解説。
セラピストが5年10年と持続可能な起業を実現するための専門コンサルタントである私、川越恵(かわごえ めぐみ)がセラピスト開業についてのポイントをご紹介しています。
【本記事でわかること】
- 開業セラピストが売上を上げるためにやるべき5ステップ
- 開業セラピストがやりがちな失敗事例
- セラピストが集客で絶対にやるべきこと、絶対に避けるべきこと3つ
- 開業セラピストに向いている人の特徴4つ
- セラピストが開業で必要な資金と初期予算を抑えるコツ
- ロングセラー起業塾の卒業生の成功事例
本記事を参考にして、開業への第一歩を踏み出すヒントを手に入れてください。
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ロングセラー起業コンサルタント川越 恵
内定先の倒産をきっかけに起業し、社会貢献事業を含めた3つの事業を在宅経営中。起業して約11年。
著書に『口コミ集客で「一生愛される起業家」になる方法』があり、発売後7日で増刷し、ベストセラーに。
「煽らない、売り込まない、自分の心に嘘をつかない」を合言葉に、クライアントに感謝される「ロングセラー起業」を伝える。
目次
セラピストで独立開業するときにやるべき5ステップ
まずは、セラピストが開業前から集客するための5つのステップをご紹介します。
「開業前に集客ってどういうこと?」と思われる人も多いのではないでしょうか。
集客を意識して開業準備を進めることで、多くの開業セラピストが集客や売上UPに苦しみがちな起業1年目をラクに乗り切りやすくなります。
今からお伝えする内容は、これから開業する人もすでに開業した人も参考になる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 資格・スキルを取得する
まずはカウンセリングや施術に役立つスキルを身に付けることから始めましょう。多くのセラピストはスキルアップのために、施術やカウンセリングに関する資格を取っています。
セラピストのジャンルによっては、これらの資格は必須ではありません。
しかし、専門的な手法やクライアントさんの満足度を上げるコツを学ぶには、資格取得の勉強がオススメといえます。
また仕事中以外でも、競合やターゲット層の興味をリサーチすることも大切です。新しくオープンしたお店があれば、集客方法やコンセプト作りを参考するのもよいでしょう。
2. SNS集客を同時に行う
実は、開業前でもSNS集客はできます。「まだ開業場所も決めていないのに?」と驚く人もいるかもしれません。
開業前にSNSアカウントを作成して投稿しておくと、開業前でもあなたの施術に興味を持つクライアントさんを集められます。
そして開業後に「開業しました!」と、お店の名前を告知すれば認知度も上がりやすくなります。
また開業前にSNS投稿すると、ターゲットのリサーチができるメリットも。
SNSは「いいね」の数やフォロワー数などのリアクションがすぐわかるので、「クライアントさんが何を求めているのか」が見えるようになります。
- 自分のコンセプトは需要があるのか
- ターゲットは何を解決したいのか
- ターゲットが育った環境はどのような場所か
これらのように自身の施術方針を決めるのに役立つ情報を、SNSの投稿を通じてリサーチできます。
また、開業前にはアメブロなどを用いたブログを活用して集客することもオススメです。
ブログとはインターネット上の「日記」のようなもので、私の卒業生たちも、ブログによって安定した集客ができている人が多いです。
ブログもSNSと同様に、書くネタがあれば毎日でも更新可能ですので、記事数や閲覧数が伸びることで、検索エンジンからの集客も期待できます。
3. 開業届を提出する
開業届は税務署に行って書くか、国税庁のHPから書面をダウンロードして自宅で書くかのどちらかを選びましょう。
開業届の書き方について詳細を知りたい人は、こちらの記事で説明しているのでぜひ参考にしてください。
また、開業届を提出するときに屋号(個人事業主としての名前)をどうするかで悩む人も多いです。
屋号は必須ではありませんが、あった方が何かと便利です。しかし、屋号に含めてはいけないワードもあるので、必ず確認しておきましょう。
さらに、個人事業主なら青色申告はやるべきです!その最大の理由は、純損失の繰越控除ができるから。わかりやすく説明すると、確定申告で赤字を3年間繰り越せることです。
開業当初は物品調達などで初期投資が増えがちです。しかし、開業から2年分の赤字で3年目の黒字が相殺できるので、3年目の所得が0になり税金がかかりません。
青色申告には、純損失の繰越控除の他にも、最高65万円の青色申告特別控除を受けられるので、その分を節税できるというメリットがあります。
青色申告制度について詳しく知りたい人は、国税庁のホームページかお近くの税務署などにお問い合わせください。
4. モニターを獲得する
モニター獲得とは、商品やサービスを試しに使ってくれる人を募集することです。モニターという名の「小さなテスト販売」をすることで、それが口コミ集客へとつながっていきます。
モニターは、直接の友人や知り合いに無料体験などで募集するのがよいでしょう。知り合いではない人がよい場合は、SNSやブログで募集してもOKです。
その後、参加者から「熱量のある感想」をもらい、それをSNSやブログで紹介します。(熱量ある感想をもらうためには、質の高いサービスの提供が大前提です!)
そうすることで、投稿を見た人から「この人の施術は良さそう」と思ってもらえます。そこから徐々に口コミが広がり、新規顧客の獲得につながるのです。熱量は伝染しますからね。
5. リピーター・ファンを増やす
売上が安定してきたら、リピーターやファンを増やすことに注力しましょう。
カウンセラーという業態には、リピーターの存在が必要不可欠です。新規のクライアントさんを募集するばかりではなく、一人のクライアントさんと長くお付き合いすることを考えましょう。
そのためには、いかにクライアントさんに満足してもらえるかが重要です。
顧客満足度が高くなることで、クライアントさんが「もっと利用したい」と思うようになり、あなたの「ファン」になってくれます。
次第に口コミが広がり、新規のクライアントさんが増え、そのクライアントさんがまたファンになってくれるのです。
クライアントさんとの信頼関係を築くのには時間がかかりますが、一人ひとりとしっかり向き合えば、あなたの口コミや評判が上がり、気づけばたくさんの人がファンになってくれますよ!
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セラピストが開業でやりがちな失敗事例5つ
今から開業時にやりがちな失敗事例をお伝えしますが、中には開業数年目で売上が伸び悩んでいるセラピストも続けていることも含まれています。
開業時から良いスタートダッシュを切るためにも、次の5つをぜひ参考にしてくださいね。
1. 低単価の商品しか揃えていない
あなたの施術メニューは「1時間3,000円」のような低単価商品だけになっていませんか?
確かに起業当初は顧客数を増やし、リピーターやファンを増やすことが重要です。そのためには、低単価で商品を試してもらうことが大切です。
しかし価格が低い分、自分が暮らせるだけの売上を得るためには、相当の人数を集めなければなりません。
カウンセリング中や施術中は、クライアントさん1人に対してかなりの労力を使います。このような低単価商品だけの経営を続けていると、いわゆる二束三文のツラい状態に陥ってしまいます。
そのためにも、「長期サポート6か月○○万円」のような高単価商品も加えましょう。こう聞くと「まだ起業1年目だし、高額商品はムリ…」と思う人もいらっしゃるかもしれません。
しかしクライアントさんからすれば、あなたはプロのセラピスト。ですのでその自覚をもって起業しましょう。
レパートリーに高単価商品を加えることで、あなたのブランド力を引き立たせる効果もあります。
もしあなたが低単価の商品しかない場合は、高単価商品を加えられないか検討しましょう。
2. 集客やマーケティングを疎かにする
目の前の仕事に集中しすぎて集客やマーケティングを疎かにしてしまい、起業に失敗した人も多いです。施術スキルがどんなに優れていても、集客ができなければ失敗しやすいです。
そうならないためにも、起業する前に自分の施術に需要があるのかを確認しておいてください。
たとえば自分と同じようなコンセプトのセラピストがいないか、自分のターゲット層とクライアントさんの悩みが合っているかをリサーチしておきましょう。
また、自宅やテナントなどにお店を設ける場合は、その地域に需要があるのかも重要です。そのためには、地域の経済状況や住民の家族構成などを必ずリサーチしておきましょう。
そして集客は、SNSやブログなどのオンラインをうまく活用できるかが重要になります。集客は始めてからすぐに結果が出るとは限りません。
セラピストが集客でやるべきことは多いです。まずはターゲットが求める内容を起業前から継続的に投稿して、ファンとなるクライアントさんを増やすことを習慣にしましょう。
3. 自身のストレス対処法を考えていない
セラピストが起業で失敗しないためには、自分のストレスマネジメントも必要です。
セラピストの仕事は施術だけでなく、集客や経理なども一人でこなすため相当の労力がかかり、ストレスフルになることもあります。
溜まったストレスを消化できないと、心身の疲労を抱えたままクライアントさんの対応をしなければなりません。
疲れが溜まりすぎると、クライアントさんの施術に集中できず、満足できる対応ができなくなる恐れもあります。
さらに、あなた自身がそれをストレスに感じるサイクルに陥ってしまうこともあり得ます。
このようなことを防ぐためにも、あなたに合ったストレス対処法を知り、自分の仕事許容範囲を決めておきましょう。クライアントさんはもちろん、あなた自身も大切にしながら経営を続けられるようにしてくださいね。
4. 自分のスキルを向上させない
売上が伸び悩んでいるセラピストの中には、1日の大半の時間が集客や施術になってしまい、自分のスキルアップの時間を作っていない人もいます。
開業前にスキル取得のため資格を取ったり、専門書を読んだりする方は多いです。でも開業したからといって、スキルアップしなくていいというわけではありません。
リピーターさんが新たに求めるものに応えようとしたり、自分の施術に関する最新トレンドを吸収したりすることで、クライアントさんの満足度をつねに上げられるのです。
セラピストの本当のゴールは、得た知識を自分の施術に活かしてクライアントさんを救うことです。これらのスキルをうまく使いこなせるようになれば、クライアントさんが長く集まるお店に成長できますよ。
5. クライアントさん本人ではなく数字を意識しすぎる
経営がうまくいっているときとそうでないとき関わらず、数字を意識しすぎるのはやめましょう。
たしかに自分が暮らしていくためには、収入をなるべく増やすことが大事ですが、施術で目の前のクライアントさんに集中してください。
極端な例えですが、クライアントさんの対応中に次のような考えばかりしていませんか?
- 今月はあと10人対応できれば、先月の売上を超えられる
- この接客が終わったらSNS投稿して5人集めなきゃ……
- 3,000円の施術よりも1万円のコースを申し込んでほしいな……
このような数字やお金ばかりを考えていては、クライアントさんの施術に集中しにくくなってしまいます。
そのため、クライアントさんの悩み解決にフォーカスした施術ができず、クライアントさんもファンになりにくいです。
数字を気にするのも大事ですが、クライアントさんの目の前ではクライアントさんに全身全霊で接客しましょう。あなたの心情は声に出さなくても、雰囲気や手からクライアントさんに伝わっていますよ。
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セラピストが集客で絶対にやるべきこと、絶対に避けるべきこと3つ
セラピストが集客を拡大していくときに、絶対に押さえたいポイントがいくつかあります。以下の3つを意識して集客しましょう。
- 友人や知人の意見を鵜呑みにしてしまわないこと
- 「早く成功したい」と焦り、効率ばかりを求めないこと
- クライアントさんのことを勝手に想像しないこと
1. 友人・知人の意見を鵜呑みにしない
セラピストの集客で「友人や知人から意見を聞く」ことは、避けましょう。
あなたが開業するときは、あなたに対して多くの人が良かれと思い、さまざまなアドバイスをすると思います。
しかし、彼らのほとんどは、セラピストとしての経験はおろか起業家としての経験がない人たちです。実体験に基づかない多くの意見に振り回されて、起業に失敗してしまうセラピストも少なくありません。
セラピストとして成功するために、最も重要なのは「クライアントさんの声」です。
あなたの良い点・悪い点は、クライアントさんに直接聞きましょう。そこでもらった意見を、次のサービスに活かしてください。
2. 「早く成功したい」と焦って効率ばかりを求めない
「早く成功したい」という思いが先行するあまり、仕事に効率ばかりを求めてしまうことがあります。
仕事を効率化すること自体は大切ですが、効率化・最適化を求めすぎて、かえって失敗してしまうことも多いです。
たとえば、つねに「作業にムダはないか?」「ブログで効率よく、早くアクセスを集めたい」など、最短経路ばかりを考えていると、かえって行動のスピードが遅くなってしまいます。
このような地道な作業や時間の削減を最優先にすると、努力せずに「どんなに難しいことでも効率的にやろうとする」状態になります。
そうなると「本当にこれでいいのか?」「もっといい方法があるのでは?」と考えてしまい、最重要であるはずの集客ができなくなってしまいます。
最短経路を求めることよりも、目の前のタスクに向き合うことに専念しましょう。
3. クライアントさんのことを勝手に想像しない
セラピストが売上を立てるために最も重要なのは、クライアントさんの声です。
しかし「満足度を上げたい」「リピーターを増やしたい」と焦って、クライアントさんのことを勝手に想像してはいけません
たしかに私たちセラピストにとって、「お客さんが求めていることは何か?」「どんな言葉に惹かれるのか?」を考えることは大切です。
しかし、売り手である私たちではその答えを出せません。答えを持っているのは「お客さん自身」だけですからね。
だからこそ、モニター獲得でお客さんからのフィードバックをもらうことが重要なのです。
クライアントさんからの言葉をたくさん集めておくことで、ユーザーが本当に求めているものが明確になり、営業や集客にもつながります。
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開業セラピストに向いている人の特徴4つ
ここまでセラピストとして開業するためのノウハウをお伝えしてきました。「開業セラピストに向いている人」とは、どのような特徴なのでしょうか。
開業セラピストに向いている人の特徴は、主に次の4つがあります。
- 実績や経験の有無に関係なく「お客さんのゴール」に集中できる
- お客さんの悩みに対して真摯に寄り添える
- 向上心と知識欲が高い
- 自立心がある
1. 実績や経験に関係なくクライアントさんのゴールに集中できる
たしかに、セラピストの実績や経験は大きなプラスになるでしょう。しかし、実績や経験が豊富だからといって、起業が100%成功するとは限りません。
重要なのは「クライアントさんのゴールに集中できているか」です。たとえ資格を取ったばかりでも、実績がゼロでも大丈夫!実績や経験は「あれば、より有利に運べる」ものにすぎないので。
成功するためには、次の2つを意識してクライアントさんのゴール、すなわち悩みの解決に全力を注ぎましょう。
- 自分の悩みはココで解決できるのか?
- 悩み解決をこの人に託したいか?
この2つを満たせれば、ゴールに到達できるほか、契約やリピーターに結びつきやすいです。
そのためにも、クライアントさんの良き理解者になり、「あなたの悩みの解決には、私しかいません!」のスタンスでいることが大切です。
2. クライアントさんの悩みに対して真摯に寄り添える
クライアントさんは、それぞれの悩みを抱えてセラピストを訪れます。言わずもがな、その悩みに対して真摯に寄り添うことが大切です。
クライアントさんを喜ばせるために、傾聴力や共感力も重要になります。
しっかりと相手の話にしっかりと耳を傾け、真摯に受け止めて共感することで、「この人にまたお願いしたい」と思ってもらえるでしょう。
3. 向上心と知識欲が高い
クライアントさんに喜んでもらうためには、アロマセラピーやマッサージレイキヒーラーなど、どのセラピストにおいても、多くのインプットが必要です。
正しい知識と施術スキルがないと、クライアントさんの悩みを解決できませんからね。
そのためには、「つねに成長し続けたい」と考える向上心が大切です。また、セラピストとしての知識だけでなく、経営者としての経理や税金まわりの勉強も欠かせません。
向上心と知識欲が高いセラピストこそ、開業した後も長く安定して働き続けられます。
開業したてのときは多くの困難や苦難が待ち構えていますが、それに屈せずにレベルアップを目指せる人が開業セラピストに向いているといえます。
4.自立心がある
開業セラピストは、自分自身の力で売上を獲得しなければなりません。事業を継続していくためには、さまざまな困難を乗り越えられる自立心が必要です。
とくに開業セラピストは、立ち上げから施術、集客や経理処理をほぼ一人でやるため、孤独に近い状態です。開業して初めて直面するトラブルもあるでしょう。
しかし、自立心がある人は自分一人で解決策を探し、責任を持って行動できます。
自立心がある人ほど、打たれ強い特徴があります。もちろん、開業準備を経て自立心を確立していく人もいるので、自己啓発やスキル磨きを徹底しましょう。
セラピストに向いている人の特徴や性格は、他にも多くあります。セラピストに求められるスキルなど、さらに詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
セラピストが開業で必要な資金と初期予算を抑えるコツ
ここでは、セラピストが開業するときに必要な資金と予算を抑えるコツについてお伝えします。
まず、代表的な開業資金は、セラピストのジャンルによって違いがありますが、次の3つが挙げられます。
- テナント費・内装費
- 備品購入費
- 広告宣伝費
とくに自宅で開業する場合は、「賃貸料金がかからない」「必要最小限の物資から始めやすい」などのメリットがあります。
開業当初は自宅から始めて、軌道に乗り始めたらテナントを借りるのもよいでしょう。
また、広告による集客は、多少の時間と費用がかかります。開業当初は広告に頼りすぎずに、SNSやブログを中心に集客するのがオススメです。
そして費用を抑えるコツはいくつかありますが、開業当初では次の4つが取り組みやすいでしょう。
- 最初は従業員を雇わず一人で運営する
- リサイクル品・ネット通販を活用する
- 予約・決済システムなどは無料版を試用する
- 国や自治体の補助金を活用する
わからないことだらけの開業1年目の時期は、あえて1人で運営しましょう。人の手を借りたい気持ちは十分わかります。
しかし何事も1人でやってみることで、お店の良いところ・そうでないところが手に取るようにわかります。すべて経験してみて、慣れてきたら改良・改善すればよいのですから。
さらに、セラピストだけでなく資金繰りに困っている個人事業主に多いのが、「もっと早く補助金の存在を知っていれば……」と後悔することです。
補助金に対して「申請が面倒くさそう」「お金を借りるのは気が引ける」など、マイナスイメージを持つ人も多いかと思います。
しかし、補助金の存在を知っているだけでも、困っているときに補助金を活用できます。それによって、廃業を免れた人も多くいますので、知識の差は大きいです。
補助金の種類や申請条件については、お近くの自治体または商工会議所のホームページでご確認ください。
セラピストのリアルな年収事情
セラピストの年収は、ボディ系やリラクゼーション系、医療系やメンタル系など分野によっても異なります。また、副業や雇用などの形態によっても違いがあります。
一般的な、副業・雇用・個人事業主(フリーランス)の年収相場は次の通りです。
- 副業セラピスト:10万~30万円
2. 雇用セラピスト:200万~400万円
3. 個人事業主なら年収1,000万円以上も可能
独立開業したセラピストは、年収500万円から1,000万円も夢ではありません。
ただし大きな収益を得るためには、それなりの広告や宣伝も重要です。
良い施術だけでは新たなクライアントさんを獲得するのは難しいので、SNSやネットを上手に使って多くの人たちにアピールしましょう。
ビジネススクールや勉強会に参加してマーケティングや財務管理を学ぶことも大切です。他の起業家と交流することで新たなアイデアやヒントも得られますよ。
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【事例】心理セラピストの集客成功事例
それでは最後に、セラピストの集客成功事例を見ていきましょう。
ここでは、セラピスト・カウンセラー専門のコンサルタントである私が開催する「ロングセラー起業講座」によって、集客を大幅に伸ばした事例をご紹介します。
ロングセラー起業講座受講生:山内さちこ 様
多くの起業塾では、塾が終わったら売上が止まる・下がることが多いと聞きます。
そんな中、一過性のものではなく安定して経営していきたいと思っていたので、川越さんの「ロングセラー」のコンセプトがとてもピッタリで、受講を決めました。
そして、受講後段階を追って売り上がるようになり、月商は100万円を超えました。
川越さんの教えには、どうやればいいかという技術の裏に、いつも「お客様のために」という考え方があります。
技術に走りそうになるところを、何度も「お客様のために」と言われることで、その思考が身に付いてきました。
そうすることで、経営に向かう姿勢により一層、情熱が入るようになりましたし、結果、お客様のご紹介も増えていっています。
一過性ではなく、「長く生き残れる起業家」になりたい人にとてもオススメです。
叱る、無理させる、煽る、焦らせる、恐怖からさせる、混乱させる、ということがなく、着実に丁寧に階段を上らせてくださいました。
指導が本当に丁寧で、本当にありがたく感謝しかありません。「どこまでフォローしてくれるんだ!」って思います。
ロングセラー起業講座受講生 鷲田康子様
仕事(作業)が多すぎて、(でも収入は全然増えなくて)このままではしんどいなと感じていました。
そのとき、川越さんの『短期間にガッと稼ぐのではなく、長く続けられる商売を』というコンセプトと、人柄に惹かれてサポートをお願いしました。
コンサルというと大手企業というイメージが強かったのですが、川越先生のクライアントが個人経営者でしかも女性一人の小さいお店が多かったのにも安心しました。
自分の規模でもお願いしていいんだという風に思えたし、安心できたのです。
自分はサードメディスン※を学び、これをどうしても商売にしていきたい。サードメディスンの講師になりたいと常々思ってきました。
私は自分の商品・サービスのことが大好きで理論も深く愛しています。
そんな私が商品について抱く印象と、普通の人が抱く印象のギャップの大きさに気づき、このギャップを埋めるべくどうして行ったらよいかと考えるようになりました。
手取りも大きく増え、数字的変化もありますが、このことが本当に大きな変化になりました。
※メディカルアロマテラピーを用いた体質分析法のこと
他にもたくさんの方が成果を出していますが、すべてを紹介しきれないため動画(ダイジェスト版)にしてまとめました。
もしかしたらあなたがいま課題に感じていることを解決した方がいるかもしれないので、ぜひ視聴して参考にしてくださいね。
【まとめ:1分で要約】セラピストで独立開業するときにやるべき5ステップについて
本記事では、セラピストで独立開業するときにやるべき5ステップとして、次の5つをお伝えしました。
- 資格・スキルを取得する
- SNS集客を同時に行う
- 開業届を提出する
- モニターを獲得する
- リピーター・ファンを増やす
開業セラピストが良いスタートを切るには、開業する前から多くのファンを獲得するための準備を万全にすることです。
クライアントさんが価格以上の満足度を得られるために、施術スキルやカウンセリングスキルをアップさせましょう。
また、開業当初だからといって、メニューを低単価商品だけにすることはありません。
あなたの強みを存分にアピールできる高単価商品もメニューに加えましょう。目の前のクライアントさんに対して、スキルを最大限に活かした施術をすることこそ、最大の集客です。
クライアントさんに長く愛される、ロングセラーを実現するためには、集客力や自分のストレスマネジメント力、時間管理力などが必要です。
本ブログでは、今後も心理セラピストに関して役立つ情報をお届けし、心理セラピストになりたい人をサポートしていきます。
私のビジョンは、1人でも多くの起業家に「持続可能な成果」を作り出す支援をしていくこと。本ブログを通して、あなたのお役に立てれば嬉しいです。
このほかにも、カウンセラー・セラピストのための集客に欠かせない秘訣をご紹介しています。
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